コロンビア西部メデジン市のダニエル・キンテロ市長は、市が所有するエスタディオ・アタナシオ・ヒラルドの大規模改修プロジェクトの概要を発表した。
エスタディオ・アタナシオ・ヒラルドはコロンビアのサッカー、カテゴリア・プリメーラA(1部)のアトレティコ・ナシオナルSAとインデペンディエンテ・メデジンが本拠地として共用しているスタジアム。2010年南アメリカ競技大会や2011年FIFA U-20ワールドカップといった国際大会の開催に向けて改修された際に、収容人数が現行の40,043人になった。
キンテロ市長は、現時点でプロジェクトは11ヶ月におよぶ実現可能性調査の段階で、完成後に10~20年の長期にわたって運営と管理ができる業者を募集していると話したうえで、ニュース配信サイトのInfobae.comに対して今後の予定を次のように説明した。
「2021年8月には技術調査、資金運用スキーム、法務調査がそれぞれ終了し、その後、公共入札を経て、2022年に建設工事が起工する予定です」
今回の大規模改修では屋根が新たに設置され、レストランなどの商業施設や地下駐車場が整備される。アトレティコ・ナシオナルの元選手で、同クラブやコロンビア代表の監督を歴任したフランシスコ・マトゥラナ氏がプロジェクトの戦略チーム主任に任命されている。マトゥラナ氏はエスタディオ・アタナシオ・ヒラルド改修プロジェクトについて次のように話した。
「これだけ大規模な改修プロジェクトに携わることは、スポーツ界の人間にとっては身が引き締まる思いです。メデジンがスポーツの首都として認識され、そしてこの分野におけるコロンビアの最重要都市としての地位を強固なものにするためには、我々はプロジェクトの成功に向かって一致団結しなければなりません」
なお、エスタディオ・アタナシオ・ヒラルドは、2021年にコロンビアとアルゼンチンの共催で開催される第47回コパ・アメリカの開催会場のひとつとして選定されている。
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元記事 - Estadio Atanasio Girardot set for revamp
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