スペインのサッカー、ラ・リーガ(1部)のレアル・マドリードCFは、本拠地のエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウでの新たなクラブショップ旗艦店開設を含むグッズ販売事業強化のため、レジェンズ(Legends)社と提携することを発表した。
アメリカの本社を置くレジェンズは商品販売、営業、企業パートナーシップ、事業計画、技術導入・ホスピタリティ事業といった分野の経営戦略を専門としている。今回のレアルとの提携事業には、マドリード市内に新たな公式クラブショップを3軒オープンするほか、公式オンラインショップの刷新も含まれており、すべてのグッズ販売事業をレジェンズが運営することになる。
レアルのデジタル戦略を支える新たなオンラインショップは7月1日から営業しており、マドリードのダウンタウン地区にオープンする公式クラブショップ3店舗ではユニフォームやトレーニングウェア、その他のクラブグッズなどが販売される予定だ。
現在、エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウは大規模改修中のため、スタジアムの一角にオープンする予定のクラブショップ旗艦店(メガストア)も改修工事の一環で整備される。完成までの間は、期間限定で2階建ての仮設メガストアが今年中にスタジアム南側にオープンし、ファンやサポーター向けの商品を販売していく予定だ。メガストアでは店舗限定商品やカジュアルウェア、チームグッズ、アクセサリーなどが販売され、ユニフォームなどのグッズにお気に入りの背番号や名前を入れることができるマーキングステーションも設置される。
両社の協業は、スタジアム改修工事の最中でもビジネスチャンスを最大化したいと考えたレアルが、2018年に事業戦略アドバイザーとしてレジェンズをパートナーとして選んだのが始まりだ。 レアルは2020年4月にサンティアゴ・ベルナベウ改修工事を開始。スペインでの新型コロナウイルス感染拡大とそれに伴うラ・リーガの中断を受け、2020年3月末には改修工事も中断を余儀なくされていたが、翌月の4月には工事が再開し、既存施設の解体や改修作業が行われてきた。レアルは、工事期間中はリザーブチームの本拠地であるエスタディオ・アルフレッド・ディ・ステファノで試合を開催している。
レアルは2019年5月に、サンティアゴ・ベルナベウ改修事業の建設業者にFCCコンストラクシオン(FCC Construcción)社を選定。当初試算された工期は39ヶ月で、2022年8月には躯体と内装の改修が完了し、その後の4ヶ月でファサードを整備する予定だった。
レアル・マドリードは1947年以来、81,000席のエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウを本拠地としている。
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元記事 - Legends to manage new megastore at Santiago Bernabéu
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