ロンドンのサッカーニュース配信サイトのfootball.londonは、イングランドのプレミアリーグ(1部)のトッテナム・ホットスパーFCが本拠地スタジアムの隣に建設する予定のエクストリームスポーツ施設と地域医療センターについて、ハーリンゲイ自治区がクラブの建築開発申請を承認したと報じた。
トッテナムは、本拠地のトッテナム・ホットスパー・スタジアムが開場する3年前の2016年に計画案を提出。当初から承認の見通しは立っていたものの、申請内容に修正が必要だったこともあり、最終承認には5年を要したとしている。
報道によると、トッテナムは2021年初頭に修正計画案を再度申請し、ハーリンゲイ自治区が最終承認したとのことだ。約62,000席のスタジアムの南側に新設されるエクストリームスポーツ施設の呼称は『エクストリーム・スポーツハブ』となり、クライミングウォールやスキューバダイビング用プールなどが整備される。ハーリンゲイ自治区は、エクストリーム・スポーツハブを「ユニークなレジャー施設」として位置付けており、観光拠点の役割も果たすと評価していると報じられている。なお、地域医療センターについてはスタジアム北側に整備される予定だ。
また、football.londonは、トッテナムが両施設の運営管理者を探しており、ハーリンゲイ自治区の建築開発委員会も「将来的なトッテナム地区の人口増加に対応可能な医療提供体制を確保するため」にも施設管理者の早急な決定が望ましいとしている。
総工費10億ポンド(約1,538億円)のトッテナム・ホットスパー・スタジアムは2019年4月に完成した。アメフトの全米最高峰、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)との長期パートナーシップ契約締結により、NFL公式戦を開催したことでも注目を集めたが、ネーミングライツ(命名権)スポンサーの確保には至っていない。
※金額はすべて2021年6月下旬で換算
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元記事 - Spurs get green light for stadium complex developments
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