イングランドのサッカー、EFLチャンピオンシップ(2部)のルートン・タウンFCは、2021-22年シーズンより本拠地『ケニルワース・ロード』をキャッシュレス化する計画を発表した。
ルートンは、2019-20年シーズン中にカード決済のみ受け付けるレジを導入し、収容人数10,356人の同スタジアムの段階的なキャッシュレス化に動き始めていた。クラブは、飲食売店に非接触型(コンタクトレス)カード決済機とキャッシュレス専用レジを導入したことが待ち時間の大幅な短縮につながり、サポーターにも好意的に受け止められたとして、キャッシュレス化の成果を強調した。
新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック下では観客の安全が最優先事項となるため、ルートンは現金による支払いをスタジアムから撤廃し、カード決済による支払いのみ利用できるキャッシュレス環境に移行することを決定。決済方法の大幅な改善と同時に、クラブスタッフやサポーターの感染防止策の両立を目指した。
ルートンは、2021年7月24日にホームで開催されるプレシーズンマッチのポーツマス戦で、ケニルワース・ロードのすべての飲食売店やバー、券売所、クラブショップの全キャッシュレス化を実施する予定で、決済サービス業者のワールドペイ(WorldPay)社と販売地点管理(POS)サービスのキャップチャー(Kappture)社とパートナーシップ契約を締結した。来場客はApple PayやGoogle Payといったモバイル決済方法を含むすべての主要キャッシュレス決済を利用できるようになる。
また、ルートンは2021-22年シーズンに向け、ケニルワース・ロードに新たな入場システムを導入した。今後は紙のチケットやシーズンパスは利用できなくなり、シーズンチケットカードやモバイル端末上の電子チケットのスキャンによる入場方式が採用される。
クラブは、現在の入場方法は技術面でもサポート面でも役目を終えたと認識しており、また、パンデミック下で様々な制約がスタジアム運営に課せられ、スタジアム来場者の正確な情報を収集することが求められる中、新システムがこれを簡単に実施できることが強みだと説明した。
ルートン・タウンFCは現在、収容人数23,000人の新スタジアムへの移転を目指しており、2021年3月には、詳細な計画案を6ヶ月以内に準備する予定であることを発表していた。
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元記事 - Luton's Kenilworth Road goes cashless
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