スタジアム&アリーナの設計やデザインを専門とするイングランドのKSSは、同国のサッカー、プレミアリーグ(1部)のブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCの本拠地『アメリカン・エキスプレス・コミュニティスタジアム(AMEXスタジアム)』のホスピタリティ刷新プロジェクトの詳細を明らかにした。
今回のプロジェクトは2011年のAMEXスタジアム完成以来、初となるホスピタリティスペースの大幅改修で、スタジアムの西スタンド、東スタンド、南スタンドの1901クラブメンバーズ(1901 Club Members)エリアの9ヶ所の高級ホスピタリティスペースが対象となり、KSSによるとハーフウェーラインのプラチナムラウンジ3ヶ所と1901クラブ内のゴールドラウンジ6ヶ所が刷新される。
工場内のビール醸造所をモチーフにしたラウンジやハイネケンのスポンサーラウンジなど、各ラウンジに独特なデザインテーマが適用されることになる。
KSSは、AMEXスタジアムのホスピタリティ刷新プロジェクトについて次のように説明した。
「ファンやサポーター、ゲストの皆様にこれまで以上に素晴らしいマッチデー体験を提供するため、各ラウンジスペースに独自デザインが施されます。プレミアリーグの2021-22年シーズン開幕に間に合うよう、7月にはこの最先端のアップグレードが完了することを目指しています」
なお、AMEXスタジアムの現在の収容人数は30,750人だが、クラブとKSSは同スタジアムの収容人数を32,500人に拡張する改修案をブライトン・アンド・ホーヴ市議会に提出し、2021年3月に許可を得ていた。
また、収容人数の拡大に伴い、スタジアム外部に新たに設置されるファンゾーンの売店や屋外トイレ、ファルマー駅からスタジアムに直結するステーション・アプローチに設置予定の大型ビジョン等についても市議会は承認した。
スタジアム内の改修工事についてはすでに竣工済みの部分もあるが、外周コンコースからバス駐車場に直結する階段の増設やビレッジ・ウェイに新たに設置される守衛の詰所などは、短期から中期の工期で段階的に着手していく予定だ。
2021-22年シーズンにファンがスタジアム観戦を再開できる場合、クラブは新たに増設された観客席を含む31,800席を開放していく方針だと述べている。
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元記事 - KSS overhauls Amex's hospitality experience
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