ブルガリアのサッカー、efbetリーグ(1部)のPFC CSKAソフィアは、2023年で開場100周年となる本拠地『スタディオン・バルガルスカ・アルミア』の大規模建て替え案を公表した。建て替え後、同スタジアムは欧州サッカー連盟(UEFA)主催の主要大会の開催基準を満たす『クラスIV』認定を取得する予定だ。
今回の発表ではCSKAソフィア、スポーツ・プロパティーズ・バルガルスカ・アルミア、そして構造設計会社のIPA社の三者が技術的および資金調達に関する詳細や一般市民への恩恵について説明したが、現行の収容人数23,000人が建て替え後にどうなるかについては明かされなかった。
スタディオン・バルガルスカ・アルミアは100年間に幾度となく改築・改修が行われており、より現代的な施設への建て替えの必要性はここ20年間で何度も議論されてきた経緯がある。収容人数についても、15,000人規模への縮小案から約25,000人への拡張案まで様々な提案がなされてきたのが実情だ。
CSKAソフィアのフィリプ・フィリポフ執行役員は、新たな建替案について次のように話した。
「CSKAの新たなホームのイメージには、個人的にもワクワクさせられました。特にIPAの設計チームの皆様の質の高い取り組みと作業量には感謝の気持ちでいっぱいです。
私の個人的な夢でもあり、多くのCSKAファンの皆様の夢でもある新スタジアム建設が実現すれば、我々だけのオンリーワンのスタジアムでチームを応援することができ、これ以上に楽しみなことはありません。建て替え後、私たちのスタジアムは間違いなくブルガリアで最先端のスタジアムとなるでしょう」
新スタジアムは、周囲の景観との調和を重視したデザインとなっており、また、ボリス公園を訪れる歩行者やスタジアムに来場するファン体験を向上するため、周辺の道路状況も改善される。
クラブは、新スタジアムの有機的なファサードは、天然光をピッチに最大限照射できるようなバイザー式の建材で覆うだけでなく、音響効果も生み出すデザインを採用しているとしている。また、最新鋭の照明や音響システム、複数の大型モニターを設置する。試合が通年で利用できるように、革新的なピッチヒーティングシステムも導入する。
IPAのマネージャー、ツヴェタン・ペトロフ氏は、次のように話した。
「今回は、プロジェクトのコンセプトを確立していくうえで、珍しく一切の制約も設けられなかったため、建築基準を満たしつつ、CSKAのパートナーの皆様のご希望をお聞きした後は、最新の技術やアイディアを思う存分に詰め込み、弊社の創造性を最大限活かすことができたと考えております。
設計の全段階において弊社とCSKA首脳陣は、チームのファンの皆様にとって最高のスタジアムを提供するということに主眼を置いてきました」
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元記事 - CSKA Sofia unveils new stadium plans
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