ポルトガルのサッカー、プリメイラ・リーガ(1部)のSLベンフィカは、本拠地『エスタディオ・ダ・ルズ』に新たに7基の電気自動車(EV)用充電器を設置した。
1基は10分で満充電が可能となる160kWの超急速充電器で、ベンフィカはリスボン市内で同様の充電器が設置されるのは初のこととしている。
残り6基のうち、2基は50kWの急速充電器で、4基は22kWの普通充電器となる。各充電器がMOBI.Eネットワークに接続しているため、CEMEカードを持っていれば充電器を利用できる。
クラブの環境保護プロジェクト『ECOベンフィカ(ECO Benfica)』の環境専門家であるオリヴィア・アルベス氏は、クラブの環境方針について次のように話した。
「電力管理は、クラブの環境サステナビリティ事業の重要な部分です。クラブの練習場などの施設が集まるベンフィカ・キャンパスでは、ボアホールを使って緑地を灌漑する水資源管理システムを導入しています。
また、ベンフィカ・キャンパスでは太陽光発電により、必要な電力を全て自家発電で賄っています。2019年に太陽光発電パネルを設置して以来、約1万本の木に相当するCO2排出量削減を実施したことになります。現在は、スタジアムの屋根にも太陽光発電パネルを設置する方向で調査を進めています」
また、電力会社のEDP社のインテリジェント・モビリティ担当ディレクター、ゴンサロ・カステロ=ブランコ氏は、次のように話した。
「SLベンフィカとEDPという2大ブランドは、環境持続可能性について明確な方向性を持っています。電気自動車の時代は現実として到来したのですから、ファンやお客様がエネルギー変革の波に乗り遅れないよう、ベンフィカとEDPがお手伝いするのは当然のことです。我々は、このエネルギー変革におけるリーダーとなることを目指しており、お客様がいらっしゃる様々な場所でサポートをしていきたいと思っております」
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元記事 - Benfica unveils charging station for electric vehicles
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