独立系フードサービス業者のバクスター・ストーリー(BaxterStorey)社は、スコットランドのサッカー、プレミアシップ(1部)のアバディーンFCとケータリング事業の独占契約を締結した。
契約金は600万ポンド(約8億円)で、バクスター・ストーリーはアバディーンの本拠地『ピットドリー・スタジアム』のすべてのマッチデー・ホスピタリティのケータリングサービスおよびスタジアム内外の売店の飲食商品のほか、ノンマッチデーの会議といったイベントのケータリングサービスも提供する。
今回の契約締結に先立ち、2019年にはコーマック・パークにオープンしたアバディーンの新練習場のケータリング契約を締結したバクスター・ストーリーは、26年間にわたってクラブのケータリング・パートナーを務めてきたソデクソ(Sodexo)社の後を継ぐことになる。
アバディーンFCのロブ・ウィックス事業部長は、バクスター・ストーリーとのパートナーシップ契約締結について次のように話した。
「コーマック・パークの新練習場のケータリングサービスを体験して以来、クラブはバクスター・ストーリーの手腕に感心させられてばかりです。今後は、その腕前をピットドリー・スタジアムのマッチデー・ホスピタリティや売店の飲食販売で発揮してくれることを期待しています。
バクスター・ストーリーは、クラブのニーズに柔軟に対応するだけでなく、私たちが描くファンエンゲージメント戦略に沿った素晴らしいマッチデー体験を提供するために必要な要素をすべて備えています。
スポーツ施設でのサービス提供体験も豊富で、大規模イベントにおけるケータリングの実績は立派なものです。最近はアバディーン市内でさらなる投資を実施していることも評価しています。バクスター・ストーリーは最高の料理サービスを追求することに情熱を燃やしており、クラブのファンやパートナー企業の皆様にも喜んでいただけることでしょう」
バクスター・ストーリーは、持株会社のWSHグループ傘下の企業で、現在は9ヶ所のスポーツ施設でサービスを提供している。
バクスター・ストーリーのマネージング・ダイレクター、ジェレミー・ウッド氏は、アバディーンFCとのケータリング契約締結について次のように話した。
「アバディーンFCとのパートナーシップの範囲をさらに広げ、コーマック・パークで提供している弊社のホスピタリティサービスをピットドリー・スタジアムでもお届けできることを楽しみにしています。
バクスター・ストーリーはトップクラスのスポーツ施設におけるサービス提供の実績が豊富で、アバディーンの地元サプライヤー業者とも強固なパートナーシップを築いています。選手やファンの皆様に、私たちの優秀なチームが提供する栄養たっぷりでおいしい食事を楽しんでもらいたいと思っています」
アバディーンFCは2020年9月12日、300人の観客が来場したピットドリー・スタジアムでキルマーノックFCを1-0で破った。英国政府とスコティッシュ・プロフェッショナル・フットボールリーグ(SPFL)は有観客興行の再開について協議を重ねており、この試合および同日に開催されたロス・カウンティFC vs セルティックFC戦の2試合が、試験的に人数制限下で観客の来場を許可して開催された。
※金額はすべて2020年9月下旬で換算
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元記事 - BaxterStorey lands Aberdeen catering contract
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