コートジボワール南東部、旧首都のアビジャン市郊外に、6万席のスタッド・オランピーク・エビンペが開場した。同スタジアムは、2023年に同国で開催されるアフリカネイションズカップのメイン会場となる予定だ。
中国の北京建工集団(Beijing Construction Engineering Group)が建設したスタッド・オランピーク・エビンペでは2020年10月3日、同国のサッカー、ル・シャンピオナ・ドゥ・コートジボワール・ドゥ・フットボール(1部)に所属するASECミモザとアフリカ・スポールというアビジャン市の2チームによるこけら落としの試合が開催され、花火や音楽が華を添えた。
この記念すべき一戦には、コートジボワールのアラサン・ワタラ大統領も駆け付け、約5万人の観客と共に新スタジアムのデビューを祝った。なお、来場者にはマスクの着用が義務付けられた。
スタッド・オランピーク・エビンペの建設期間は4年で、同じくアビジャン市のスタッド・フェリックス・ウフェ=ボワニ(収容人数5万人)を抜いてコートジボワール最大のスタジアムとなる。通信社のAPAは、総工費は1,430億CFAフラン(約269億円)だと報じている。
今後、スタッド・オランピーク・エビンペの周辺には複合施設の『オリンピック・シティ』や4ツ星ホテル、スポーツ医学研究所などが整備される予定だ。
コートジボワールではアビジャン以外にも北部のコロゴ市、中心部の首都ヤムスクロ市、南西部のサン=ペドロ市で新スタジアムが建設中。スタッド・オランピーク・エビンペでは、2023年アフリカネイションズカップの開幕戦と決勝戦の開催が決定している。
※金額はすべて2020年10月下旬で換算
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元記事 - Ivory Coast opens new 60,000-seat stadium
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