アメフトの全米最高峰、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のマイアミ・ドルフィンズは、本拠地『ハードロック・スタジアム』の外壁に設置した大型ビジョンを使った試合観戦サービスの『ゲームデー・シアター(Gameday Theater)』とバーチャル・メンバーシップ・パスを新たに導入すると発表した。
ゲームデー・シアターは、新型コロナ対策で2020年6月から設置されている屋外シアター設備を使ってドルフィンズのホームおよびアウェー戦を放映する企画で、利用者がソーシャルディスタンスを考慮して配置されたテントやソファ、テーブル席などで試合を観戦するスタイルで、1回につき合計386人が参加可能だ。
ゲームデー・シアターは2020年9月13日のニューイングランド・ペイトリオッツ戦(アウェー)で初登場し、チケットは30米ドル(約3,170円)~40 米ドル(約4,225円)。席種としては、4人掛けのビーンバッグチェアやプライベートカバナシェル席、8人掛けのリビングルームボックス席、南側芝生エリアのスポーツバーのテーブル&ラウンジ席、そしてゲームデーカフェのダイニングエリア席といった座席オプションがある。
携帯端末による飲食商品の注文、配達も利用できるほか、ドルフィンズのシーズンチケット会員限定の特別割引やゲームデー・シアター特典も用意されている。シアター利用者用の入場ゲートはキックオフの2時間前に開門し、利用者専用の駐車場もある。
また、同様にドルフィンズが新たに導入するバーチャル・メンバーシップ・パスは、既存のシーズンチケット会員を対象にしたデジタルサービスで、ゲームデー・スタジアムショー、クイズ、グッズや特典が当たるキャンペーン、統計データ、チーム情報などのデジタルコンテンツを提供する。こちらは2020年9月20日のバッファロー・ビルズ戦(ホーム)で初登場する予定だ。
マイアミ・ドルフィンズのトム・ガーフィンケル副会長兼最高系責任者(CEO)は、新たな取り組みについて次のように話した。
「他の人たちと一緒に楽しみを分かち合うことは、人間の根源的な欲求だと思います。ゲームデー・シアターは、ソーシャルディスタンス(社会的距離)とソーシャルプレゼンス(社交参加)の両方を実現する安全な環境で試合を観戦できる企画です。また、バーチャル・メンバーシップ・パスは、いつもはスタジアムでのみ提供されていたゲームデーショーを、お客様がどこにいてもお楽しみいただける充実のファン体験です」
ドルフィンズは2020年8月下旬、新シーズンのホーム開幕戦には最大で13,000人が来場できるようになると発表していた。
※金額はすべて2020年9月中旬で換算
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元記事 - Dolphins, Cowboys and Verizon launch fan experience offerings
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