2023年後半にイングランド北東部マンチェスターで開場する屋内アリーナ『コープLIVE』は、会員限定の高級クラブラウンジ『ベントレー・レコード・ルーム』の詳細を公表した。
ベントレー・レコード・ルームの内装は、英国を代表する高級車メーカーのベントレー・モーターズ(Bentley Motors)社のデザインチームが同社の車両をイメージして設計する。 ベルーガ(Beluga)製の本革シートやベントレーの家具ブランド『ベントレー・ホーム(Bentley Home)』の家具など、調度品にもこだわりを見せる。
ベントレー・レコード・ルームは、100人限定の高級ホスピタリティエリアのパッケージとして販売され、メンバーシップにはコープLIVEで一般販売されるすべてのイベントのチケットが含まれる。クラブ会員は試合前、試合中、そして試合後にもベントレー・レコード・ルームを利用でき、メンバーシップは即時完売が予想されている。
また、ベントレー・レコード・ルームでは高級ダイニング、会員専属のホストやウェイターによるサービス、専用駐車場利用、VIP専用口からの入場など、一般チケットでは体験できない特典を享受できる。
コープLIVEは、不動産デベロッパー大手のオークビュー・グループ(Oak View Group=OVG)がイングランドのサッカー、プレミアリーグ(1部)のマンチェスター・シティFCの大規模スポーツコンプレックス『エティハド・キャンパス』内で建設中。収容人数は23,500人で、2023年12月の完成後は英国最大の屋内アリーナとなる。
ベントレー・モーターズのブランドコミュニケーションズ部門を率いるクリストフ・ホフマン氏は、ベントレー・レコード・ルームについて次のように話した。
「音楽を愛するお客様に、ベントレーの車のインテリアが放つ贅沢さと最上級の快適さを体感できるベントレーならではの特別な空間を提供できることになり、心より嬉しく思っております。匠の技と造形美、そして比類なき高級感といったベントレーの車の特徴を、より大きなスケールで没入できる場所になるでしょう」
また、OVGインターナショナル(OVG International)のサム・ピッチオーネ社長は、次のように話した。
「ベントレーは、英国における高級ブランドのナンバー1なので、まさにこのオンリーワンの空間に相応しいネーミングライツパートナーです。屋内アリーナとしては、英国初の会員制高級クラブラウンジとなるベントレー・レコード・ルームにより、マンチェスターは上質なエンターテインメントの新たな中心地として、ロンドンのみならず、世界の名だたる都市をも追い抜くことでしょう。ベントレー・レコード・ルームが、ライブイベントを楽しむうえで世界屈指の鑑賞環境になることに疑う余地はありません」
OVGは2022年10月、コープLIVEの客席ボウルが、人気アーティストで個人投資家としても同アリーナの設計に大きな影響を与えたハリー・スタイルズ氏のアイディアを反映したものになると発表。世界中の主要アリーナで、数々の名パフォーマンスを披露してきたスタイルズ氏ならではの体験が生かされたボウル設計になると大きな話題になった。
コープLIVE建設プロジェクトは、マンチェスター・シティFCを所有するシティ・フットボール・グループとOVGの共同事業で、2021年5月に建設工事が起工した。英国の生活協同組合であるコープ(Co-op)が2020年9月にネーミングライツ(命名権)を獲得した。
※金額はすべて2023年3月下旬で換算
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元記事 - Co-op Live unveils plans for exclusive members' club
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