ルーマニアのサッカー、リーガ1(1部)のFCアルジェシュ・ピテシュティは、1億ユーロ(約147.3億円)を投じ、現在の本拠地であるスタディオヌル・ニコラエ・ドブリンに替わる新たなホームスタジアムを建設する計画を発表した。
新スタジアムは15,200席で、欧州サッカー連盟(UEFA)が定めるカテゴリ4のスタジアムとして国際試合の開催も可能となる。なお、クラブが1964年から現在までホーム戦を開催しているスタディオヌル・ニコラエ・ドブリンの収容人数は15,000人だ。
新スタジアムは7万m2の敷地に建てられ、太陽光発電パネルや電気自動車(EV)用充電ステーションの設置、スカイボックス14室、他競技が利用可能な多目的スペース、そして550台分の駐車場の整備も予定されているほか、育成年代のチームが使う練習場もスタジアムの裏手に整備される。
FCアルジェシュ・ピテシュティは、建設資金はルーマニア政府の投資公社であるカンパニア・ナショナラ・デ・インベスティ(Compania Nationala de Investitii)が大部分を出資し、残りは地方当局が負担するとしている。
ピテシュティ市のクリスチャン・ゲンテア市長は、スタディオヌル・ニコラエ・ドブリン解体後、新スタジアムの整備には2年ほどの建設期間を要するとしたうえで、新スタジアム完成時にはFCアルジェシュ・ピテシュティが欧州カップ戦に出場していることに期待を込めた。
なお、2021-22年シーズンにFCアルジェシュ・ピテシュティはリーグ4位という好成績を収めたが、その後のプレーオフで敗退し、欧州カップ戦には進出できなかった。
※金額はすべて2022年10月下旬で換算
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元記事 - Romania's FC Arges planning new €100m stadium
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