アメフトの全米最高峰リーグ、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のバッファロー・ビルズは、本拠地『ニューエラ・フィールド』のネーミングライツ(命名権)を保有するニューエラ・キャップ・カンパニー(New Era Cap Company)社が、契約期間満了前に中途解約すると発表した。
ビルズとニューエラ・キャップ・カンパニーは2016年から7年契約を結んでおり、今回の中途解約の理由は明かされていない。両者は現在、解約に向けた最終交渉を進めており、ビルズは新たなネーミングライツ・パートナーを探している状態だ。
収容人数71,000人のニューエラ・フィールドは1973年の開場から25年間にわたってリッチ・スタジアムと呼ばれていたが、1998~2015年まではラルフ・ウィルソン・スタジアム、そして2016年からは現在の名称であるニューエラ・フィールドとして親しまれてきた。
ビルズとニューエラは、年間400万ドル(約4億2,500万円)の命名権料で合意したと報道されており、当初はエリー郡が所有する同スタジアムの賃貸契約期間をカバーする内容で署名していたとされる。
2020年2月にビルズがニューエラ・フィールド賃貸契約の中途解約権を行使しない選択をしたため、同チームは2023年まで同スタジアムを本拠地とすることが決まっている。ビルズは1973年より同スタジアムでプレーしてきた歴史があるが、チームは現在、新たなホームスタジアムを新設すべきか、またはニューエラ・フィールドを改修すべきか、という判断についてファンやサポーターの意見を募っているところだ。
なお、NFLのコミッショナー、ロジャー・グッデル氏は、ビルズがNFL内での競争力を維持するためには、新たなホームタウンへの移転やニューエラ・フィールドの大規模改修が必要不可欠だと主張してきた。
ニューエラ・キャップ・カンパニーはバッファロー市に本社を置いているが、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響で、従業員の約70%を一時解雇していた。
※換算額はすべて2020年7月下旬時点のもの
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元記事 - New Era to end sponsorship of Buffalo Bills stadium
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