世界屈指のスポーツマーチャンダイズ大手のファナティクス(ファナティクス)社は、アメフトの全米最高峰リーグ、ナショナル･フットボール･リーグ(NFL)のカロライナ・パンサーズとパートナーシップ契約を締結した。パンサーズの本拠地『バンク・オブ・アメリカ・スタジアム』のグッズ店舗やEC事業におけるグッズ販売ビジネスの運営を担当する。
75,000席のバンク・オブ・アメリカ・スタジアムは、メジャーリーグ・サッカー(MLS=1部)に来年から新規参入するシャーロットFCも本拠地として利用するため、ファナティクスは今回、パンサーズとシャーロットFCの両チームを運営するテッパー・スポーツ&エンターテインメント(TSE)と契約を締結した。
ファナティクスは公式グッズショップや売店、コンコース内の店舗など、スタジアム内の全店舗を運営管理していく予定で、今後は新技術やイノベーションを活用した同社独自のタッチポイントをスタジアムに展開していく考えだ。
また、ファナティクスのクラウドコマースプラットフォームにより、各チームのネットショッピングやモバイルショッピングのプラットフォームも強化されることが期待される。刷新したばかりのパンサーズの公式オンラインショップでは、オンラインおよびオフライン両面でファンやサポーターの興味を喚起するオムニチャネルのショッピング体験を提供している。
なお、ファナティクスはすでにNFLおよびMLSのリーグ公式EC事業パートナーに就任しており、チーム別では、パンサーズはNFLでは25チーム目のパートナー(そのうちの9チームとオムニチャネルパートナー契約)、シャーロットFCはMLSで14チーム目のオムニチャネルパートナーとなる。
特にMLSの新規参入チームにとってファナティクスは大きな存在で、同社はすでにインテル・マイアミ（2020年参入）、ナッシュビルSC（2020年参入）、ロサンゼルスFC（2018年参入）のEC事業やスタジアム内でのグッズ販売事業の立ち上げを支援している。
パンサーズは2020年シーズンについては、州・郡政府、医療関係者、公衆衛生の専門家が提言しているガイドラインに基づき、観客の入場人数制限を設定して予定通りホーム戦を開催すると発表しており、チームは2020年7月16日よりパーソナル・シート・ライセンス(PSL=シーズンパス購入権)所有者向けの最新情報として、Eメールで次のメッセージを送った。
「試合の開催に際して入場人数制限が設定される中、可能なかぎり多くのPSL所有者の皆様にご来場いただくため、各PSLアカウントに対するチケット購入回数を制限させていただく予定です。
各PSL所有者のチケット購入回数は入場制限設定時の収容人数、各試合のチケット需要、座席位置などで変動する可能性があります」
パンサーズはPSL所有者に対し、2020年シーズンについては限られた枚数のチケットを利用することに同意するか、キャンセル料なしで購入済みシーズンパスを放棄するか選択するよう要請している。2020年シーズンにおいてPSL利用権を放棄する場合は、支払い済みの購入料金をそのまま2021年シーズンまたは将来のチケット購入で使うか、全額返金の選択肢がある。
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元記事 - New Era to end sponsorship of Buffalo Bills stadium
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