イングランドのサッカー、EFLリーグ1(3部)のフォレストグリーン・ローヴァーズFC(FGR)は、移動サービスアプリ開発を専門とするボルト(Bolt)社と本拠地『ザ・ニュー・ローン』のネーミングライツ(命名権)契約を締結した。契約の下、スタジアムの呼称は新たに『ザ・ボルト・ニュー・ローン』となる。
ボルトは欧州やアフリカ、中東、中南米など45ヶ国で配車サービスを展開しているエストニア生まれのアプリ会社で、現在は1億人を超えるユーザーが同社のサービスを利用している。今回のネーミングライツパートナーシップにより、ボルトはFGRのファンやサポーターに特別プロモーションやキャンペーンを提供するほか、FGRのホームタウンであるネイルズワースの地域コミュニティのプロジェクトも支援する。
FGRは2020年、健康ドリンクメーカーのイノセント(innocent)社とザ・ニュー・ローンのネーミングライツ契約を締結。翌2021年には、環境問題に積極的に取り組んでいる企業とのタイアップを目指して新たなネーミングライツパートナーを募集。そして、再生可能エネルギーや電気自動車に関する情報発信を専門とするYouTubeチャンネルの『フリー・チャージド(Fully Charged)』を選定し、同スタジアムの呼称が『ザ・フリー・チャージド・ニュー・ローン』となっていた。
フォレストグリーン・ローヴァーズFC のデイル・ヴィンス会長は、ボルトとのネーミングライツ契約締結について次のように話した。
「ネットゼロ社会を実現し、気候変動の最悪のシナリオを回避するために必要な3大行動変容のひとつが人や物の移動です。この分野において、ボルトは非常に重要なイノベーション革命を起こしており、同社をFGRファミリーに迎え入れることができて嬉しく思っております」
ボルトのジョシュ・ライアン英国担当マネージャーは、FGRとのパートナーシップ契約について次のように話した。
「ボルトが、FGRファミリーの一員になれたことを心から誇りに思っております。また、デイル・ヴィンス会長やクラブの皆様が暖かく迎え入れてくれたことに心より感謝しております。チーム、クラブ、そしてファンの皆様はピッチ内外で大活躍されており、私たちもFGRの快進撃に参加しなくてはと心を動かされました。
FGRは、ちょっと工夫して物事に取り組むだけで、環境保護に大きく貢献できることを証明してくれました。ボルトは、自家用車を所有しなくても移動に困らない方法を提示することで、都市部における移動の在り方を変えていくことを使命としております。新シーズン、ザ・ボルト・ニュー・ローンで皆様にお目にかかれることを楽しみにしております」
世界で最もエコなサッカークラブとして知られるFGRを所有するエコトリシティ(Ecotricity)社は2022年1月、新たな本拠地となるエコパーク建設計画の改訂案を発表。グロースターシャーを走るM5高速道路のジャンクション13の隣に、5,000席の木製スタジアムの建設を目指している。2019年12月に建設計画自体は承認されていたが、改訂案にはエコ技術に特化したビジネスパークの整備も含まれている。
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元記事 - Forest Green names mobility app Bolt as new stadium sponsor
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