中国の北京城建(Beijing Urban Construction Group=BUCG)社は、ベラルーシ共和国の首都ミンスクに整備される新国立サッカースタジアムの建設契約を締結した。
ベラルーシの国営通信社であるBelTAによると、33,000席の新国立サッカースタジアムの建設業者にBUCGが選定されたほか、北京建工(Beijing Construction Engineering Group)社もミンスク市内に整備される国際アクアティクスセンター(水泳会場)のゼネコンに選定されているとのことで、世界中でインフラ投資事業に邁進する中国の存在感が透けて見える。
近年、ベラルーシと中国は緊密な関係を構築しており、今回の大型スポーツインフラの建設契約受注の背景には、中国政府が進めるシルクロード経済圏構想『一帯一路』がある。ベラルーシは一帯一路に最初に参加を表明した国のひとつとして知られている。
新国立サッカースタジアムとアクアティクスセンターの2大事業は近日中に着工し、サッカースタジアムは2023年の竣工が予定されている。
2020年5月に発表された新国立サッカースタジアムのデザイン案では、2層で構成される客席ボウルや地下駐車場といた特徴に注目が集まった。コンサートなどのスポーツ以外のイベントの開催も予定されている。
サッカーのベラルーシ代表は現在、ベラルーシ・プレミアリーグ(1部)のディナモ・ミンスクの本拠地『ディナモ・スタジアム』をホームスタジアムとして利用している。ディナモ・スタジアムは大規模改修を経て2017年に再開場。収容人数は約22,000人だ。
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元記事 - China to develop new national football stadium for Belarus
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