中国移動通信(China Mobile)は、2022年9月10~25日に中国・杭州市で開催される2022年アジア競技大会はファーウェイ(Huawei)社の5Gネットワークのテスト大会になり、メイン会場となる杭州スポーツパーク・スタジアムが最初の試験導入の場になると表明した。
2022年アジア競技大会のオフィシャル・コミュニケーションズ・パートナーには、2019年に同大会とパートナーシップ契約を締結した中国移動通信の他に、同国の電気通信最大手の中国電信(China Telecom)も就任しており、同大会は国内外のスポーツ施設における5Gネットワーク拡充を目論む両者にとって、またとないビジネスチャンスとなる。
大会用に準備される5Gネットワークは、ファーウェイの製品やサービスを通じて観客や運営スタッフに提供され、最大で80,000人を収容する杭州スポーツパーク・スタジアムなど、多くの利用客が来場する大型ベニューでも需要に対応できるよう、様々な負荷テストで耐久性や信頼性が検証されることになる。
中国電信の地域子会社である浙江電信(Zhejiang Telecom)のチェン・フア副社長は、2019年に次のように話していた。
「2022年の杭州アジア競技大会は、世界の通信サービスが4Gから5Gに移行する重要な変革期に開催されます。私たちにはアジアならびに世界を代表し、高度な技術を駆使したインテリジェントなスポーツイベントを開催する責任と義務があります」
2022年アジア競技大会では40種目の競技が実施され、1万人以上の選手の参加が見込まれており、会場内外のネットワーク利用についても高い需要が予想されているため、安定したネットワーク環境の構築は必須だ。
なお、ファーウェイは負荷テストの必要性について次のように説明した。
「会場ではSMSやインターネットアクセス、動画データの送受信、そして映像の中継や配信に至るまで、様々な場面で高い通信需要が求められるだけでなく、それぞれのユーザー体験が良好なものである必要があります。
2022年アジア競技大会の会場となるスマートスタジアムでは、ネットワークの安定性の確保は必須となるでしょう」
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元記事 - Hangzhou 2022 to pioneer 5G network
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