ブリストルのYTLアリーナ整備計画が正式に始動
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テニスなどの屋内スポーツ仕様
テニスなどの屋内スポーツ仕様 (画像:Grimshaw)

イングランド南西部のブリストル市で建設の準備が進んでいるYTLアリーナ整備事業は、英国政府の住宅・コミュニティー・地方政府大臣がプロジェクトの国レベルでの再審議を必要としない判断をしたことを受け、正式に始動することが決まった。

YTLアリーナ整備事業については、すでにブリストル市議会とサウス・グロースターシャ―議会が承認をしていたが、新型コロナウイルス(COVID-19)対策に追われる政府の判断が遅れていたこともあり、2023年開場を目指す出資者たちが行く末を見守っていた。

ブリストル北部のYTLアリーナ・コンプレックスの中心部に位置するのは、ブラバゾン格納庫の中央格納庫をリノベーションして整備する収容人数17,080人のアリーナだ。完成後はマンチェスター・アリーナ(21,000人)とロンドンのO2アリーナ(20,000人)に次ぐ、英国第3位の収容人数を誇ると言われているが、オークビュー・グループがマンチェスターに建設を目指しているアリーナと、バーミンガムのリゾーツ・ワールド・アリーナの拡張改修計画が予定通り進めば、YTLアリーナの収容人数は英国5位となる。

コンサート仕様
コンサート仕様 (画像:Grimshaw)

東格納庫は会議イベントや展示会などの開催スペースとなる『フェスティバルホール』に、そして西格納庫は観光アトラクション、娯楽スペース、オフィス、飲食販売店などが通年営業する複合施設の『ザ・ハブ』にリノベーションで生まれ変わる。

YTLアリーナ・コンプレックスのマネージング・ダイレクター、アンドリュー・ビリンガム氏は、プロジェクトが正式に進むことについて次のように話した。

「現在の新型コロナ危機において、こんなに嬉しい知らせはありません。計画が正式に始動することは、ブリストルや周辺地域にとって大きな一歩となるでしょう。次世代の若者たちが興奮するようなアリーナを建設し、ブリストルを世界の音楽やエンターテインメント業界の中心地として発信していけるよう全力を尽くしていきます」

ブリストルでは、2020年2月にサッカー、チャンピオンシップ(2部)のブリストル・シティFCとラグビーのプレミアシップ(1部)のブリストル・ベアーズの本拠地『アシュトン・ゲート』の隣に4,000席の屋内アリーナが整備される計画が発表されたばかりだ。

アシュトン・ゲートのマーティン・グリフィス会長は「YTLアリーナを脅威だとは考えておらず、ブリストルはすべてのスポーツが活躍する市場に恵まれている」と話し、2ヶ所のアリーナが共存できるという見方を示している。

東格納庫のフェスティバルホールを使ったファッションショーのイメージ
東格納庫のフェスティバルホールを使ったファッションショーのイメージ (画像:Grimshaw)
西格納庫の展示会などの屋内イベント仕様
西格納庫の展示会などの屋内イベント仕様 (画像:Grimshaw)
YTLアリーナの俯瞰イメージ
YTLアリーナの俯瞰イメージ (画像:Grimshaw)

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - Bristol's YTL Arena given final go-ahead

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