マンチェスター・シティが認知症を患うサポーター向けの特別ツアーを実施
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レミニシティ・メモリー・ウォークスに参加したカー氏(中央)と孫のギブソン氏(右)
レミニシティ・メモリー・ウォークスに参加したカー氏(中央)と孫のギブソン氏(右) (画像:Manchester City FC)

イングランドのサッカー、プレミアリーグ(1部)のマンチェスター・シティFCは、認知症を患ったファンやサポーター向けの新しいスタジアムツアーを開始した。

この新しいツアー企画は、イングランド・サッカー協会(FA)と英国アルツハイマー病協会のパートナーシップに沿った活動で、『レミニシティ・メモリー・ウォークス(Reminicity Memory Walks)』という名の下、2020年7月30日に開催された(昨季リーグ王者とFA杯王者またはリーグ2位チームが対戦する)FAコミュニティ・シールド(vsリヴァプールFC戦)に先駆けて発表された。

レミニシティ・メモリー・ウォークスは、経度または中等度の認知症を患っているファンやサポーターを対象とした特別ツアーで、参加者は安全かつ介助サポートが充実した環境でスタジアムを見学できる。

シティのロッカールームには様々な展示品がト
シティのロッカールームには様々な展示品が (画像:Manchester City FC)

レミニシティ・メモリー・ウォークスは70分間のスタジアムツアーで、参加者は専門ガイドの案内でクラブの歴史を彩る記念品などに触れることができる。正式なツアー開始に先駆け、シティは認知症を患っているバリー・カー氏と、その孫のチャーリー・ギブソン氏を招待し、両氏はホーム側ロッカールームで過去のカップ戦決勝のマッチデー・プログラムや記念品、シティの旧ホームであるメイン・ロードの写真、1960年代のスター選手だったコリン・ベル氏が試合で着用したユニフォームなどを手に取って、クラブの歴史に触れた。

歴史資料でよみがえる記憶
歴史資料でよみがえる記憶 (画像:Manchester City FC)

なお、クラブの地域コミュニティ連携事業部門である『シティ・イン・ザ・コミュニティ(CITC)』は、認知症のサポーターやその家族を対象にしたスタジアムウォークや手芸教室、ウォーキング・サッカー、グループディスカッションなどの社交および身体を使った活動で構成される『レミニシティ(Reminicity)』という6週間の社会連携プログラムを実施している。

カー氏(左)とギブソン氏
カー氏(左)とギブソン氏 (画像:Manchester City FC)
実際のツアーの様子 (動画:Manchester City FC)

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - MANCHESTER CITY LAUNCHES STADIUM TOURS FOR FANS WITH DEMENTIA

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