アメリカ合衆国最大のモータースポーツ大会のNASCARは、全米のサーキットで購入可能なフードメニューをファンの自宅に配達する新事業を立ち上げた。
NASCARとバーチャル・ダイニング・コンセプツ(Virtual Dining Concepts=VDC)、そしてドアダッシュ(DoorDash)が共同で立ち上げたNASCARリフュール(NASCAR Refuel)は、全米規模のスポーツ統括団体が運営する初めてのバーチャルレストランだという。
NASCARリフュールでは、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ(フロリダ州デイトナビーチ)の名物フード『デイトナ・ファイアークラッカー・ドッグ』やテキサス・モーター・スピードウェイ(テキサス州フォートワース)の人気商品『タラメント・ドッグイッチ』、ダーリントン・レースウェイ(サウスカロライナ州ダーリントン)の『ダーリントン・ピメント・チーズ・サンドイッチ』など、NASCARが所有する全米12サーキットの名物メニューから選りすぐりの商品をデリバリーメニューとして購入することができる。
2022年シーズン開幕時には、さらに多くのNASCARサーキットメニューが購入可能となることが決まっており、その後も定期的に新商品がラインナップに追加される予定だ。
NASCAのチップ・ワイル上級副社長兼最高サーキットプロパティーズ責任者は、NASCARリフュールについて次のように話した。
「NASCARファンの皆様は、迫力あるエンジン音や手に汗握るサイド・バイ・サイドの攻防、家族の楽しいひととき、そしてレース観戦が提供する素晴らしい雰囲気を体験しに、毎週末、NASCARサーキットを訪れます。
今回、そのような素晴らしいサーキット観戦体験には欠かせないサーキットの名物メニューを、ご自宅で観戦するファンの皆様にお届けするNASCARリフュールをご紹介することができ、大変うれしく思っております」
NASCARリフュールは現在、米国の一部の都市でのみ利用可能だが、今後は毎週新たな都市を追加していく。商品はドアダッシュまたはNASCARリフュールのアプリで注文可能だ。
VDCの創業者のロバート・アール氏は、次のように話した。
「NASCARリフュールで販売する商品は、どれも有名なNASCARサーキットの名物メニューばかりですので、ファンの皆様は一年を通じてご自宅でNASCARグルメ体験を楽しむことができるようになります。同時に、NASCARリフュールの力で、新型コロナ対策で苦しんでいる多くの地域のレストランを支援していくことは、私たちが継続して取り組むべき使命だと感じています」
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元記事 - NASCAR REFUELS FANS HUNGER FOR CIRCUIT F&B
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