アイブロックスのキャッシュレス化に向けてレンジャーズとスポーティング・ペイがパートナーシップ契約を締結
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レンジャーズの本拠地『アイブロックス』
レンジャーズの本拠地『アイブロックス』 (画像:Rangers FC)

スコットランドのサッカー、プレミアシップ(1部)のレンジャーズFCは、本拠地のアイブロックスでのキャッシュレス決済ソリューション導入を目指し、スポーティング・ペイ(Sporting Pay)社とパートナーシップ契約を締結した。

スポーティング・ペイは、グラスゴー市をホームタウンとするレンジャースのオフィシャル決済パートナーに就任し、電子POS端末やコンタクトレス(非接触型)カード決済端末などの最先端の決済ソリューションをスタジアム内の飲食売店やホスピタリティラウンジの一部に提供する。

ICチップやPIN番号認証式のカード決済や非接触型決済端末を使った支払い方法は、アイブロックスでは初めての導入となるため、レンジャーズのファンやサポーターにとっては大きな変化となる。

レンジャーズによると、スポーティング・ペイのキャッシュレス決済ソリューションは段階的にアイブロックスに導入されるため、同社の製品やサービスがスタジアム中に展開されるのは、2019‐20年シーズンが閉幕する予定だった2020年5月以降になるという。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大により、スコットランドのスポーツ大会も別途通達があるまで延期となっているため、次の試合の開催時期がいつになるのかは見通せない状態だ。

レンジャーズFCのジェームズ・ビスグローブ事業&宣伝部長は、アイブロックスでのキャッシュレス決済ソリューション導入について次のように話した。

「スポーティング・ペイのキャッシュレス決済テクノロジーにより、サポーターの皆様はスタジアム内で早く効率よくカード決済できるようになり、行列に並ぶ待ち時間も短縮すされることでマッチデー体験が大きく向上すると考えています。

クラブは、常にアイブロックスでのマッチデー体験を向上するための技術革新の方法を模索しており、今回スポーティング・ペイとキャッシュレス決済導入に向かって動き出せたことを嬉しく思っております。今後はスタジアムのWi-Fiシステム導入など、サポーターの皆様にさらにアイブロックスでの観戦体験をお楽しみいただける方法を探していくつもりです」

また、スポーティング・ペイのマネージング・ダイレクター、クリス・ノーミントン氏は、アイブロックスでの事業について次のように話した。

「弊社は英国内の大規模スタジアムにサービスを提供しており、最新の決済テクノロジーやキャッシュレス決済の導入はクラブだけでなく、サポーターや来場者の観戦体験にとっても大きなプラスになることを熟知しています。

新たな決済ソリューション導入に向けて、クラブと協働できることを心から楽しみにしています。現在はコロナ禍の真っ最中ですが、クラブや選手、そしてサポーターの皆様にとってこの先良いシーズンが待っていることを祈っております」

スポーティング・ペイの決済ソリューションは、すでにロンドンのローズ・クリケット・グラウンド(収容人数30,000人)、バーミンガムのエジバストン・スタジアム(同25,000人)、バーンズリーのオークウェル・スタジアム(同23,287人)で導入されている。

英国のスポーツ施設のキャッシュレス化は広がっており、最近ではハルのボーナス・アリーナ、リーズのファースト・ダイレクト・アリーナ、アーセナルFCのエミレーツ・スタジアム、チェルシーFCのスタンフォード・ブリッジなどがキャッシュレス決済ソリューションを導入している。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - IBROX GOES CASHLESS WITH SPORTING PAY

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