スターバックスがシアトル・クラーケンの練習施設とクライメート・プレッジ・アリーナのスポンサーに
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クラーケン・コミュニティ・アイスプレックスのスターバックス・コミュニティ・ストアの完成イメージ
クラーケン・コミュニティ・アイスプレックスのスターバックス・コミュニティ・ストアの完成イメージ (画像:SeattleKraken)

カフェ・レストランチェーン大手のスターバックス(Starbucks)は、2021年10月からアイスホッケーの北米最高峰、ナショナル・ホッケー・リーグ(NHL)に参戦する新加盟チームのシアトル・クラーケンと複数年の練習場スポンサーシップ契約を締結した。契約内容は多岐にわたり、スターバックスはチームの本拠地『クライメート・プレッジ・アリーナ』における飲料提供権も獲得した。

同時に、ワシントン州シアトルに本社を置くスターバックスは、2021年9月にオープン予定のクラーケンの練習施設『クラーケン・コミュニティ・アイスプレックス』のコミュニティ・インパクト・パートナーにも就任した。

クラーケン・コミュニティ・アイスプレックスはシアトル市ノースゲートに整備中の練習施設で、アイスリンク3面や地域コミュニティの共用施設などを誇る。クラーケンの練習場としての用途以外にも、地域の子供や大人が気軽にアイスホッケーを楽しむことができる「開かれた施設」を目指しているのが特徴だ。

また、今回のスターバックスとクラーケンのパートナーシップは、女子やBIPOC(黒人、ネイティブアメリカン、有色人種)層の若者たちにも豊富なスポーツ資源やプレー機会を提供することを主目的としている。

今回の契約の下、スターバックスはクラーケン・コミュニティ・アイスプレックス内に同社にとって21店舗目となる『スターバックス・コミュニティ・ストア(Starbucks Community Store)』を開設する。スターバックス・コミュニティ・ストアは、公共サービスが充実していない地域の経済発展や機会創出を支援する特別目的店舗だ。

クラーケン・コミュニティ・アイスプレックスのスターバックス・コミュニティ・ストアでは、利益の一部をクラーケンとクライメート・プレッジ・アリーナが共同運営する基金の『ワンルーフ・ファウンデーション(One Roof Foundation)』や地元のNPO団体に寄付することで様々な活動を支援していく。

クライメート・プレッジ・アリーナは、2021-22年シーズン開幕目前の2021年9月に開場予定で、スターバックスは、クラーケン・コミュニティ・アイスプレックスとクライメート・プレッジ・アリーナにおける飲料提供権も獲得した。

他にも、クライメート・プレッジ・アリーナで開催されるクラーケンの毎ホーム試合に100人の地域住民を招待する企画や、ワンルーフ・ファウンデーションや地元NPOとの共同事業への出資や参加といったこともパートナーシップ契約条件には含まれている。

シアトル・クラーケンのトッド・ライウィキ最高経営責任者(CEO)は、スターバックスとのパートナーシップについて次のように話した。

「クラーケンは、チーム立ち上げ時からシアトル広域の地域コミュニティへの支援を掲げており、私たちの目標実現にとってスターバックス以上のパートナーは存在しません。私たちは共に地域に継続的な貢献をしていきたいと考えており、価値観を共有できる変革の同志との協働を誇りに思っております」

また、スターバックスのケビン・ジョンソン最高経営責任者(CEO)は、次のように話した。

「スターバックスは、私たちの地元であるシアトルに特別な誇りを持っており、私たちが大事にしている価値観を共有しているシアトル・クラーケンのような組織と協働できることは、非常に光栄なことだと感じております。

シアトルの人々は最高です。私たちが共に力を合わせることで、シアトルの文化を祝福し、地域コミュニティの結束をさらに深めることができます。ピュージェット湾に住むシアトル住民やその家族の皆様の生活を、今まで以上に豊かなものにするため、長期的なパートナーシップを築き上げていきたいと思っております」

シアトル市が所有するクライメート・プレッジ・アリーナの収容人数は最大1万8,100人で、2020年にアマゾン(Amazon)がネーミングライツ(命名権)契約を獲得した。アマゾンは施設に企業名やブランド名を命名する慣例を避け、同社がグローバル・オプティミズム(Global Optimism)と共同で創 設し、2040年までに二酸化炭素排出量のネットゼロを目指す気候変動キャンペーンの『ザ・クライメート・プレッジ(The Climate Pledge)』の名称を採用した。

アマゾンと不動産ディベロッパーのオークビュー・グループ(Oak View Group)による潤沢な投資もあり、クライメート・プレッジ・アリーナは世界初のCO2ネットゼロ認定アリーナとして、スポーツ界やイベント業界が取り組むサステナビリティ基準の新たなベンチマークとなることが予想されている。

なお、クライメート・プレッジ・アリーナは、1962年のシアトル万博開催のために整備されたシアトル・センター内の旧キーアリーナを立て替えて整備されており、クラーケン以外にも女子バスケの全米最高峰WNBAのシアトル・ストームが本拠地として利用するほか、音楽コンサートなどのイベントも開催される。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - STARBUCKS BACKS SEATTLE KRAKEN'S TRAINING COMPLEX, CLIMATE PLEDGE ARENA

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