イタリア北西部ジェノヴァ市のマルコ・ブッチ市長は同国のサッカー、セリエA(1部)のジェノアCFCとUCサンプドリアが本拠地として共用するスタディオ・ルイジ・フェッラーリスを売却し、市内に新スタジアムを整備する可能性について示唆した。スタディオ・ルイジ・フェッラーリスは現在ジェノヴァ市が所有しているが、買収オファーがあれば交渉に応じる考えだ。
ジェノアは1911年以来、サンプドリアは1946年からそれぞれ同スタジアムを本拠地としている。2018年には、サンプドリアが同スタジアムの買収に関して市と交渉を行なったが最終的に決裂した。
ブッチ市長はTuttosportのインタビューで、次のように話した。
「私の立場はシンプルで、スタジアムは売却すべきだと考えています。スタディオ・ルイジ・フェッラーリスを所有しているのはジェノヴァ市民であり、市民の多くは市の様々な施設やサービスが投資を必要としていると考えています。
納得のいくオファーが提示されれば、セリエAの2クラブよりも民間企業に売却したいというのが市の考えです。また、市内に新スタジアムを整備する場合の試算も考えています。
もし、今後もスタディオ・ルイジ・フェッラーリスを本拠地にする場合は、サンプドリアとジェノアにとって一番理想的なのは、積極的に設備投資できるようにスタジアムを買収するか、長期の賃貸契約を結ぶことでしょう。いずれにせよ、市では最先端のテクノロジーとサービスを提供できる現代的なスタジアムを必要としているのです」
同スタジアムはスタディオ・マラッシの愛称で親しまれ、1990年にイタリアで開催されたFIFAワールドカップの会場となったことでも知られている。
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元記事 - STADIO LUIGI FERRARIS UP FOR SALE, SAYS MAYOR OF GENOA
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