アラブ首長国連邦(UAE)のドバイのコカ・コーラ・アリーナは、2020年11月20日のコメディショー『OJライフスタイル・プレゼンツ・ダーク・ナイツ・エディション1.0』開催に向けた新型コロナウイルス(COVID-19)感染防止ガイドラインを発表した。コカ・コーラ・アリーナでは、ラッセル・ピータースやマルーン5といったアーティストの公演が完売するなど、2019年6月の開場以来大盛況が続いたが、COVID-19の感染拡大で状況は一変。2020年2月以降は観客を入場させることができなくなっていた。今回のイベントは、同アリーナにとって実に9か月ぶりの有観客ライブイベントとなった。
コカ・コーラ・アリーナのガイ・ンガタ最高経営責任者(CEO)は、有観客イベントの再開について次のように話した。
「ドバイでは、多くの産業の努力によってようやく経済活動が再開に向かった経緯があり、今回お客様をお迎えしてライブイベントを再開できるようになったことに喜びを感じています。ただ、どのような状況下でも、私たちの最優先事項は常にお客様の安全です」
コカ・コーラ・アリーナのCOVID-19感染防止ガイドラインは、ドバイ政府とその観光&商業マーケティング庁(Department of Tourism & Commerce Marketing=DTCM)、UAEの健康衛生省(Ministry of Health and Prevention=MoHAP)、そしてアリーナの管理会社であるASMグローバル(ASM Global)社の協働の下、政府の安全ガイドラインに基づいて作成された。
今回、コカ・コーラ・アリーナが有観客でライブイベントを再開できた背景には、ASMグローバルが2020年6月に発表した環境衛生ガイドラインの『ベニューシールド(VenueShield)』の存在がある。VenueShieldはすでにASMグローバルが運営管理する世界中のスポーツ&エンターテインメント施設で導入されている。
ンガタCEOは、VenueShieldについて次のように話した。
「ファンやアーティストの皆様が安心して素晴らしいライブイベント体験を楽しめるようになるには、スタジアムやアリーナを安全な環境にすることが非常に重要です。世界中の人々が新たなライブイベントの楽しみ方に慣れ始めている中で、VenueShieldは来場されるお客様に自信と安心を与えるガイドラインとなるでしょう。私たちはそのことに自信を持っています」
コカ・コーラ・アリーナでは有観客ライブイベント再開に向け、清掃業務プロセスの強化、列や座席、コンコースエリアにおけるソーシャルディスタンシングの徹底、アリーナ内の消毒ミスト噴霧器や手指消毒液の設置など、VenueShieldが定める感染防止策を多層的に導入するアプローチを採用した。
また、アリーナのすべての入場口に検温カメラを設置し、体温が37.2°Cを超える来場客は入場を禁止するといった厳格な入場規制も実施している。
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元記事 - PROTOCOLS IN PLACE AS FANS SET TO RETURN TO COCA-COLA ARENA
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