ブリストルのアシュトン・ゲート、新アリーナや住宅マンションを含む拡張計画のデザインを発表
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アシュトン・ゲートの新アリーナの完成イメージ
アシュトン・ゲートの新アリーナの完成イメージ (画像:AshtonGate)

イングランド南西部のブリストル市の球技専用スタジアム『アシュトン・ゲート』は、隣接する土地に建設予定の新アリーナなどのデザイン案を発表した。2020年夏には市議会への建築開発許可申請を予定しており、建設工事は早ければ2021年5月または6月には着工する。

新アリーナは第2期アシュトン・ゲート拡張計画の一部で、住宅マンションやオフィス、立体駐車場、ホテル2棟などの整備も含まれる。第2期拡張計画の総事業費は1億ポンド(約128億円*)だ。

新アリーナやオフィスビルの完成イメージ
新アリーナやオフィスビルの完成イメージ (画像:AshtonGate)

アシュトン・ゲートは27,000席で、サッカーのチャンピオンシップ(2部)のブリストル・シティFCとラグビーのプレミアシップ(1部)のブリストル・ベアーズがホームスタジアムとして共用してる。スタジアムに隣接する新アリーナについては、2018年9月に建設計画が発表され、完成後はバスケットボールの英国最高峰リーグであるブリティッシュ・バスケットボール・リーグ(BBL)に所属するブリストル・フライヤーズの本拠地となることが明らかになっている。フライヤーズは現在、サウス・グロスターシャー・アンド・ストラウド専門学校のSGSカレッジ・アリーナを借りてホーム戦を開催している。

新アリーナ内部のイメージ
新アリーナ内部のイメージ (画像:AshtonGate)

デザイン案と共にCG映像も発表したアシュトン・ゲートのマーティン・グリフィス会長は、新アリーナ建設計画について次のように話した。

「新アリーナを含むエリア開発計画のCG映像を発表できて嬉しく思っています。以前から、私たちの街ブリストルのサッカー、ラグビー、そしてバスケットボールチームが皆プレーできるスポーツエリアを整備したいとお伝えしてきましたが、いよいよその夢が実現します。

2018年9月に初めてアリーナ建設計画を発表して以来、多くの関係者の方々との協議を重ねてきましたが、その中でいただいた非常にポジティブな反応や感想が今回発表したデザイン案に繋がったと考えています。以前の構想に比べると、公共スペースが増え、ビルが全体的に低くなったのが特徴です。」

アシュトン・ゲート拡張計画のCG映像 (画像:AshtonGate)

なお、今回の発表に先駆け、マレーシアの投資会社のYTL社は昨年11月、ブリストル市北部のブラバゾン格納庫を17,080席の多目的アリーナに整備するリノベーション事業計画を発表していた。完成後はマンチェスター・アリーナ(21,000人)とロンドンのO2アリーナ(20,000人)に次ぐ、英国第3位の収容人数を誇る屋内アリーナとなる予定だ。

市の北部に整備予定のYTLアリーナの完成イメージ
市の北部に整備予定のYTLアリーナの完成イメージ (画像:AshtonGate)

だが、グリフィス会長はニュース配信サイトのBristolLiveに対し、YTLアリーナ計画はアシュトン・ゲートの拡張計画の脅威にはならないとし、次のように話した。

「私たちは、アシュトン・ゲート拡張計画は非常にユニークな事業だと考えているため、他のプロジェクトを脅威だと感じるようなことはありません。元々ブリストルには何もなかったのですから、むしろ様々な施設が生まれることを歓迎しています。

ブリストルには多種多様なスポーツがあり、それぞれが高いレベルのリーグに参戦しています。色々な選択肢があることは街が豊かであることを示しており、また、この街はすべてのスポーツが活躍する市場に恵まれていると思っています。」

※金額はすべて2020年3月下旬で換算

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - ASHTON GATE REVEALS DESIGNS FOR 'SPORTING QUARTER'

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