MLBのピッツバーグ・パイレーツ、PNCパークの防球ネットを再び拡張へ
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ピッツバーグ・パイレーツのPNCパーク
ピッツバーグ・パイレーツのPNCパーク (画像:Pixabay)

野球の北米最高峰、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)のピッツバーグ・パイレーツは、安全な観戦環境をファンに提供するため、本拠地『PNCパーク』の防球ネットを拡張することを決めた。

パイレーツは2017年にも、PNCパークの防球ネットをダグアウトの端まで拡張していたが、打球直撃の被害から観客を守る対策を実施する球団が増えていることを受け、昨年にはさらなる防球ネット拡張を見据えてネット設置の専門家に相談していた。検討の結果、パイレーツは2017年に設置した防球ネットを取り外し、1塁ベースライン側のセクション1および3塁ベースライン側のセクション32までをカバーする新たな防球ネットを導入することを決定した。

また、同球団が春季トレーニング施設として使用しているブレイデントン市のLECOMパークも、同様に1塁および3塁の両ベースラインをほとんどカバーするかたちで新たな防球ネットを設置し直す。

ブレイデントン市のLECOMパークも防球ネットを拡張
ブレイデントン市のLECOMパークも防球ネットを拡張 (画像:BallparkDigest)

パイレーツによると、新たに導入する防球ネットは「透過性を最大限確保」しつつも、ファウルボールやバットから下層階の観客を保護するものだとのこと。また、試合前にファンが選手と交流できるよう、一部を開閉可能にした。

ピッツバーグ・パイレーツのトラビス・ウィリアムズ社長は、新たに導入する防球ネットについて次のように話した。

「防球ネットを拡張することにより、観客の皆様にはご自身やご家族・ご友人の安全について、何もご心配されることなく間近で野球観戦を楽しんでいただけるようになります。

私たちが長年にわたって慣れ親しんできた、従来の野球観戦スタイルとは違うと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、すべてのファンのお客様の安全を確保しつつ、選手がファンの皆様と直接交流できる環境を設けることは、球団にとって最優先事項なのです。新たに導入する防球ネットの設計により、お客様の安全も選手との交流のどちらも確保できると考えております。」

2018年8月に、ロサンゼルスのドジャー・スタジアムで試合を観戦していたカリフォルニア州の女性ファンが打球直撃により死亡した事故はMLBに大きな衝撃を与え、多くの球団が防球ネットの拡張に動き出している。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - MLB'S PIRATES EXTEND SAFETY NETTING AT PNC PARK

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