マレーシアのサッカー、スーパー・リーグ(1部)王者のジョホール・ダルル・タクジムFCが、40,000席の新ホーム『スルタン・イブラヒム・スタジアム』を開場した。
新スタジアムはジョホール州の現在の君主であるスルタン・イブラヒム・スルタン・イスカンダルの名を冠しており、バナナの葉をモチーフにしたファサードのデザインが特徴的だ。また、ピッチは国際サッカー連盟(FIFA)が承認した高水準のものを敷設した。建設工事は2016年1月に着工し、総工費は2億リンギット(約48.4億円*)。
ニュース配信サイトのChannelNewsAsiaは、新スタジアムには浸水を防ぐための排水路やファン体験を向上するためのLEDナイター照明が設置されていると報じている。また、将来的にはスタジアム周辺に練習場や店舗、レストランなどを整備していく計画もある。
2月23日に開催されたこけら落としの式典では、15分間にわたって花火が打ち上げられ、クラブのマスコットであるマレートラがイルミネーションで表現されたほか、イングランドを代表する人気歌手のレオナ・ルイス氏がその歌声を披露した。
ジョホール州のトゥンク・イスマイール・スルタン・イブラヒム王子は、自身が所有するクラブの新スタジアムについて次のように話した。
「ここ7年間は、サザン・タイガース(ジョホール・ダルル・タクジムFCの愛称)にとってピッチ内外で素晴らしい期間でした。そして、スルタン・イブラヒム・スタジアムの開場はまさに最高の瞬間といえるでしょう。
2013年に現在のクラブになって以来、ジョホール・ダルル・タクジムFCは大きく前進したと思っています。そして今日、私たちはマレーシアサッカー界の狭い固定観念を打破し、新たなベンチマークとなる世界最高水準のスタジアム整備を実現したのです。」
ジョホール・ダルル・タクジムFCは、2013年に開場したタン・スリ・ダト・ハジ・ハッサン・ユーヌス・スタジアムをホームスタジアムとしていたが、今後はジョホール州イスカンダル・プテリ市のスルタン・イブラヒム・スタジアムを本拠地とすることになる。
※金額はすべて2020年3月下旬で換算
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元記事 - MALAYSIAN FOOTBALL TEAM OPENS NEW 40,000-SEAT STADIUM
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