イングランドのサッカー、フットボールリーグ1(3部)のピーターバラ・ユナイテッドFCとピーターバラ市議会は新スタジアム整備に関する覚書に合意した。最速で2022-23年シーズンの開場を目指す。
新スタジアムは市の中心部再開発事業の中核事業として計画されており、クラブは緑の多いエンバンクメント地区とその周辺を候補地として検討していると述べた。
クラブの新スタジアム建設という長年の夢を実現するため、ピーターバラ・ユナイテッドの共同オーナーであるスチュワート・トンプソン氏、ジェイソン・ニール氏、ダラ・マクアンソニー氏は欧州のスタジアムを視察し、デザイナーや建築家と協議を重ねてきた。
新スタジアムについてトンプソン氏は次のように話した。
「今回、新スタジアムの立地候補地などを含む覚書について、市議会と合意したことを発表できて嬉しく思っています。クラブの長期的なビジョンについてサポーターの皆様とじっくりと話し、ファンの皆様の公開討論やサポーター団体との協議、そしてSNS等で意見交換ができたことは、オーナーとして非常に有意義でした。」
また、ニール氏は次のように補足した。
「まず、新スタジアム建設計画が市の中心部再開発事業の一部として、行政に受け入れられたことを大変嬉しく思っています。サポーターの皆様の意見を聞いた際に明らかだったのは、新スタジアムの立地として、市の中心部に位置し、公共交通や地元の観光名所、そして再開発事業で整備される他の新施設にアクセスし易い場所が求められているということでした。」
ピーターバラ市議会のジョン・ホルディッチ議長は、市がピーターバラ・ユナイテッドのサッカー興行により毎年700万ポンド(約9億2300万円*)の収入を得ており、新スタジアムは市や市民へさらに大きな恩恵を与えるものだとしたうえで、次のように話した。
「クラブも市も、新スタジアムは21世紀のフットボールクラブにふさわしい施設であるだけでなく、クラブがさらなる高みを目指すことができ、市の成長も助長する起爆剤になるべきだというビジョンを共有しています。ピーターバラが必要としているのは会議やコンサート、展示会、イベントを開催できる複合施設で、また、市に新しいビジネスや観光産業、投資事業を呼び込むことができるスタジアムなのです。」
ピーターバラは現在、収容人数15,314人のロンドン・ロードを本拠地としているが、同スタジアムはクラブが昨年ウェストン・ホームズ(Weston Homes)社とネーミングライツ契約を締結したことで、名称がウェストン・ホームズ・スタジアムになっている。契約期間は10年で命名権料は200万ポンド(約2億6450万円*)だ。
新スタジアムの収容人数は公表されていないが、クラブは以前から20,000席のスタジアムへの移転を熱望していた。
※金額はすべて2020年3月下旬換算
Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - PETERBOROUGH REACHES DEAL FOR NEW STADIUM
THE STADIUM HUBの更新お知らせはこちらをフォロー
Twitter:@THESTADIUMHUB
Facebook:THE STADIUM HUB