オーストラリアのプレイガイド大手、チケテック(Ticketek)社は、東部ニューサウスウェールズ(NSW)州のセントラルコースト・スタジアムに、iPhoneやApple Watchを使ったコンタクトレス(非接触型)電子チケット読み取りシステムを導入したと発表した。
電子チケットはApple Walletに一度タッチするだけで簡単かつ安全に保存でき、スタジアムでは入場ゲートの専用リーダーにiPhoneまたはApple Watchを近付けて、チケット情報を読み取らせることで入場できるようになる。円滑な入場を促すため、来場客がスタジアムに到着するとプッシュ通知を受信する仕組みになっている。
20,000席のセントラルコースト・スタジアムは今年開場20周年を迎える球技専用スタジアムだ。主にサッカーのAリーグ(1部)のセントラルコースト・マリナーズのホームスタジアムとして知られるが、13人制リーグ式ラグビーのナショナル・ラグビー・リーグ(NRL)のシドニー・ルースターズやサウスシドニー・ラビトーズの試合も開催される。
新システムは2月23日のサッカー、Aリーグ(1部)のセントラルコースト・マリナーズvsシドニーFC戦から運用開始され、セントラルコースト・スタジアムは非接触型電子チケットシステムを導入したNSW州初のスポーツ＆エンターテインメント施設となった。
チケテックを所有するTEG社のキャメロン・ホイCOO兼チケッティング事業本部長は、セントラルコースト・スタジアムへの非接触型電子チケットシステム導入について次のように話した。
「最新のタップ&ゴー・チケットイノベーションを多くのファンの方にお届けできることを嬉しく思っています。
オーストラリアは電子チケット業界のリーダーであり、その中でもチケテックはモバイルチケット技術分野の最前線にいます。セントラルコースト・スタジアムにおける非接触型電子チケット導入により、ファンの皆様はセキュアティックス(SecureTix)技術を駆使した安全な電子チケットで、不正チケットや転売の心配やストレスのない、快適なイベント体験をお楽しみいただくようになるでしょう。」
また、セントラルコースト・スタジアムのマネージャー、キャス・ケイシー氏は次のように話した。
「開場から20年、改修や新設備の導入などを通じてセントラルコースト・スタジアムは大きく変わってきましたが、施設の充実度は今がまさに最良の状態と言えるでしょう。これまでに490回のイベントが開催され、延べ360万人以上のお客様が当スタジアムにお越しになりました。開場20周年を迎える記念すべき年に、この素晴らしいチケット技術をお客様にご利用いただくことが楽しみでしかたありません。」
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元記事 - TICKETEK BRINGS CONTACTLESS ENTRY TO CENTRAL COAST STADIUM
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