自動車メーカーの北米スバル(Subaru of America)社は、アメリカのメジャーリーグ・サッカー(MLS=1部)のフィラデルフィア・ユニオンの本拠地スタジアムのネーミングライツ(命名権)を複数年契約で獲得したと発表した。
契約により、2015年11月よりタレン・エナジー・スタジアムの呼称で知られてきた同スタジアムはスバル・パークと呼ばれることになる。また、スバルはクラブのオフィシャル・オートモーティブ・パートナーに就任する独占契約も締結した。スバルがアメリカの主要リーグのチームとパートナーシップを締結するのは初めてのことだ。
フィラデルフィア・ユニオンのティム・マクダーモット社長は、スバルとのパートナーシップについて次のように話した。
「2020年シーズンがスバル・パークで開幕すること、そして、北米スバルとのパートナーシップ関係が始まることは、フィラデルフィア・ユニオンにとって歴史的な瞬間です。北米スバルは、クラブがファンやサポーター、そして周辺地域の皆様に喜んでいただきたいと考える未来のビジョンを、私たちと分かち合ってくれる理想的なパートナーです。
また、北米スバルは常に地域コミュニティへの貢献に熱心で、人々を繋ぐことに力を入れてきた企業です。私たちフィラデルフィア・ユニオンもそのような価値観を礎にして創立されたクラブなので、北米スバルと共に手を取り合い、クラブのファンやサポーター、そしてフィラデルフィア広域の皆様に恩返ししつつ、より良い世界を築き上げていきたいと願っています。」
名称変更後には『SUBARU PARK』の大きなサイネージがスタジアムに掲出された。他にも、スタジアム内の観戦環境を向上する目的で新たな大型ビジョンも設置。クラブによると、この大型ビジョンはフィラデルフィアのスポーツ施設およびMLSのサッカー専用スタジアムで初となるHDR対応型だとのことだ。
また、車で来場するチケット保有者の要望に応えるため、新たに3ヶ所の駐車場を整備したほか、選手の勇姿を間近で見ることができる飲食付きのVIPホスピタリティパッケージの『トンネル・クラブ』も完成した。
フィラデルフィア・ユニオンと北米スバルは、スバルが展開する『ザ・スバル・ラブ&プロミス(The Subaru Love Promise)』キャンペーンのビジョンを広げていくために、複数のチャリティ事業を共催していくことでも合意している。
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元記事 - PHILADELPHIA UNION LANDS SUBARU AS NEW STADIUM SPONSOR
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