スタッド・ドゥ・ジュネーヴの太陽光発電事業が本格的に始動
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スタッド・ドゥ・ジュネーヴ
スタッド・ドゥ・ジュネーヴ (画像:SIG)

セルヴィセス・インデュストゥリエル・ドゥ・ジュネーヴ(Services Industriels de Genève=SIG)社は、スイスのジュネーヴ州ランシーの球技専用スタジアム『スタッド・ドゥ・ジュネーヴ』における太陽光発電事業の全参加者の契約手続きが終了し、同事業が本格的に始動すると発表した。スタッド・ドゥ・ジュネーヴでの事業が成功すれば、他のスタジアムでも同様の取り組みを実施していく方針だ。

スタッド・ドゥ・ジュネーヴはスイスのサッカー、スーパーリーグ(1部)のセルヴェットFCの本拠地で、30,000席を誇る球技専用スタジアム。SIGはジュネーヴ州を中心に事業展開する電力供給業者で、今回の事業のために5,000㎡の太陽光パネルを同スタジアムの屋根に設置した。

スタッド・ドゥ・ジュネーヴの発電設備は州で3番目の規模で、毎年、370戸の年間電力使用量に相当する1ギガワットを発電する見込みだ。この『モンm2ソラーレ(Mon m2 solaire)』事業については5,400株が発行されたが、2,100人が8ヶ月ほどで購入した。

『モンm2ソラーレ』株の販売額はスイスフラン(約37,400円)/株で、購入者には20年間にわたって毎年100キロワットのグリーン電力が提供される。これは、電動自転車20年分の充電量に相当するという。発電した電力の30%はスタジアムで使用され、残りがローカルグリッドに送電される仕組みだ。

市民参加型発電は、自宅の屋根に太陽光パネルを設置できない市民でも、100%再生可能エネルギーの地産地消を積極的に支援できるグリーン事業だ。SIGのディレクター・ジェネラル、クリスチャン・ブルニエ氏は、『モンm2ソラーレ』事業について次のように話した。

「SIGを代表し、この革新的な発電事業やグリーン電力に対するジュネーヴの皆様の熱意に敬意を表したいと思います。このような取り組みは、SIGも強い関心を持っており、今後は他の市民参加型発電事業についても注視していきたいと思っております」

ジュネーヴ州は、2025年までに150ギガワットの電力を太陽光発電で生産する目標を設定している。SIGによると、スタッド・ドゥ・ジュネーヴの太陽光発電はこの目標達成に向けて大きく貢献しているとのことだ。

※金額はすべて2020年2月下旬で換算

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - GENEVANS SIGN UP FOR STADIUM SOLAR ENERGY SCHEME

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