ブダペストのプスカシュ・アレーナが最新の芝生保護材を導入
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シグネチャー・システムズのOmniDeck
シグネチャー・システムズのOmniDeck (画像:Signature Systems Group)

2019年11月15日に開場したハンガリーの首都ブダペストのプスカシュ・アレーナ(65,000席)は、新たに10,000㎡分の最先端芝生保護材を購入した。プスカシュ・アレーナは、2020年6月12日~7月12日に欧州12ヶ国で分散開催されるUEFAEURO2020の会場のひとつだが、世界屈指のコンサートや大型イベントの誘致に向け、その開催能力をさらにアピールしたい考えだ。

今回プスカシュ・アレーナが導入したのは、シグネチャー・システムズ(SignatureSystems)の芝生保護材『OmniDeck』だ。ジグソーパズルにヒントを得た革新的なジョイント方式により、組立作業員にかかる人件費削減や、スポーツ興行からコンサート等のイベントへの迅速な移行を実現。保護材自体の強度が高いため、音響機器やステージ、大型スクリーンなどの設置時も芝生がしっかりと保護されるのが強みだ。

画期的なジグソーパズル型のジョイント方式
画期的なジグソーパズル型のジョイント方式 (画像:Signature Systems Group)

OmniDeckの高い強度と短い敷設時間は業界で高い評価を受けており、2019年6月の販売開始後、アメフトの全米最高峰リーグNFLのスタジアムや野球の北米最高峰リーグMLBのボールパークのほか、テニスのUSオープンのメイン会場であるアーサー・アッシュ・スタジアムにも納入した実績を持つ。

プスカシュ・アレーナの建設中、6年間にわたってOmniDeckの売込みに邁進してきたシグネチャー・システムズ(SignatureSystems)のトニー・ブース英国&EMEA(欧州・中東・アフリカ)担当ダイレクターは、同スタジアムへの製品納入について次のように話した。

「プスカシュ・アレーナは、スポーツイベントの後に、音楽や娯楽イベントの興行主や製作会社が迅速にステージや大型機器を設置できるようなフレキシブルな製品を探していました。2020年はサッカーのEUROをはじめ、7月の宗教イベントやエアロスミスのコンサートなど、大型イベントが目白押しでしたので、今年以降もスタジアムのピッチ全体を保護するということでOmniDeckをご購入いただきました」

パネル自体の強度が高く、ステージや大型機器の設置も容易だ
パネル自体の強度が高く、ステージや大型機器の設置も容易だ (画像:Signature Systems Group)

ハンガリーのミクローシュ・セヂュターク国家開発大臣は、プスカシュ・アレーナの役割について次のように話した。

「世界屈指のスポーツ施設であるプスカシュ・アレーナは、ハンガリースポーツ界の競争力を高める起爆剤として、そして世界で最も権威あるスポーツの国際大会誘致の推進力としての役割も担っています。

ハンガリーで世界規模のスポーツ大会を開催できれば、世界の目が我が国に注がれることになり、国際的な評価や名声のみならず、観光産業にも好影響をもたらします。スタジアムへの投資は、雇用創出の機会やハンガリー人実業家による多種多様な起業にも繋がるでしょう」

プスカシュ・アレーナでは、EURO2020のグループステージ3試合とラウンド16の1試合が開催される予定だ。

ブダペストのプスカシュ・アレーナ
ブダペストのプスカシュ・アレーナ (画像:InfoStart)

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - PUSKÁS ARÉNA FITTED WITH NEW TURF PROTECTION

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