全米アメフト最高峰リーグのナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のインディアナポリス・コルツの本拠地『ルーカス・オイル・スタジアム』は、NPO団体のカルチャーシティ(KultureCity)とパートナーシップ契約を締結し、センサリー対応サービスの提供を開始した。
ルーカス・オイル・スタジアムでは感覚過敏などの症状で苦しむ来場客に、ノイズキャンセリング・ヘッドフォン、手持ち無沙汰やストレスを解消するおもちゃ、言語キューカード、ウェイトひざ掛けなどが入ったセンサリーバッグを提供。
67,000席のルーカス・オイル・スタジアムの従業員は、センサリー認定を取得するにあたり、ゲームデー環境下で感覚過敏などの症状に悩む来場客を認識し、適切に対処できるようカルチャーシティの研修を受けた。
また、試合中の人混みや大歓声に苦しむ利用者のために、スタジアム内に新たにクワイエットルームが整備された。
ニュース配信サイトのInsideIndianaBusinessによると、ルーカス・オイル・スタジアムのダイレクター、エリック・ニューバーガー氏は、同スタジアムのセンサリー対応サービスについて次のように話した。
「ルーカス・オイル・スタジアムの運営チームは、マッチデー体験にセンサリー対応サービスを追加できたことを心から嬉しく思っています。カルチャーシティの提供による運営スタッフの研修とセンサリーバッグのおかげで、世界屈指のスポーツ施設であるルーカス・オイル・スタジアムにおいても、すべてのお客様にご自身が快適と感じるペースや観戦環境でマッチデーをお楽しみいただけるようになりました」
2020年1月には、プロバスケットボールの北米最高峰NBAのヒューストン・ロケッツの本拠地『トヨタセンター』カルチャーシティとのパートナーシップ契約を締結したばかりだ。ミルウォーキーのファイサーブ・フォーラムやワシントンD.C.のキャピタル・ワン・アリーナ、ミネアポリスのU.S. バンク・スタジアムも同様のパートナーシップを組んでいる。
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元記事 - LUCAS OIL STADIUM BECOMES NFL'S LATEST SENSORY-INCLUSIVE VENUE
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