2022年にカタールで開催されるFIFAワールドカップの開催会場のひとつ『エデュケーションシティ・スタジアム』に、国際サステナビリティ評価システム(Global Sustainability Assessment System=GSAS)の5ツ星評価が与えられた。同大会の会場としては第1号となる。
エデュケーションシティ・スタジアムはGSASの設計&建設認証で5ツ星を獲得したほか、建設管理クラスA*(GSAS Construction Management Class A*)認証とGSAS季節別エネルギー効率比(GSAS Seasonal Energy Efficiency Ratio)認証も取得した。
2019年1月の時点で同スタジアムは設計&建設の暫定認証を取得していたが、今回あらためて本認証を取得したかたちだ。授与式では、湾岸研究開発機構(Gulf Organisation for Research & Development=GORD)を創設したユーセフ・アル・ホール会長から、2022年大会インフラ整備最高委員会(Supreme Committee for Delivery & Legacy)のジャッシム・テレファト技術整備サービス部門エグゼクティブ・ダイレクターに証書が手渡された。
2022年大会インフラ整備最高委員会のサステナビリティ&環境担当シニアマネージャーのボドゥール・アル・メール氏は、認証の取得について次のように話した。
「この権威ある認証を取得できたことは、私たちが持続可能かつ環境配慮型スタジアムの整備に邁進していることを証明するものです。この特別な建設プロジェクトに携わったすべての参加者にとって誇らしいことです。2022年FIFAワールドカップでカタールにやってくる選手やファンの皆様は、エデュケーションシティ・スタジアムという世界屈指のスタジアムを存分楽しんでいかれることでしょう。
その一方で、今回の受賞は、スタジアムがサッカーの会場になるだけでなく、カタールの次世代の人々が享受できるレガシーを地域コミュニティに与えることを示しています。今後もGORDと協力し、他のワールドカップ会場もエデュケーションシティ・スタジアムと同水準の施設になるよう努力を続けていきたいと思います」
2022年FIFAワールドカップでは、エデュケーションシティ・スタジアムでグループステージの試合のほか、ラウンド16や準々決勝が開催される予定だ。
Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - QATAR'S EDUCATION CITY STADIUM SETS SUSTAINABILITY LANDMARK
THE STADIUM HUBの更新お知らせはこちらをフォロー
Twitter:@THESTADIUMHUB
Facebook:THE STADIUM HUB