イングランドのサッカー、チャンピオンシップ(2部)のルートン・タウンFCは、クラブがルートン市議会と共に進めていた17,500席の新スタジアム建設計画について、新たな計画反対の司法審査が請求されなかったことを発表した。
2019年1月にルートン・タウンFCが、市内のパワー・コート地区に新スタジアムを建設する建築開発許可を取得したことを受け、ルートン市議会の開発管理委員会は3月、クラブが計画するスタジアム建設および隣接するニューランズ・パークの大型商業施設の複合開発事業を承認する裁定を下した。
だが、2019年10月に市内のシッピングセンター『ザ・モール(The Mall)』を所有するキャピタル&リージョナル(Capital and Regional=C&R)社が、計画の見直しを求めて司法審査の実施を請求したことで足踏みを強いられてきた。
その後、司法審査により計画内容が精査されたが、法律上の瑕疵は認められず、C&R社の訴えは棄却された。決定に対する控訴の申し立ても申請されなかったことから、クラブは「C&R社は、異議申し立てを断念した」と声明で発表していた。
ルートン・タウンFCは、声明の中で次のように述べた。
「まず、今回の手続きが進む中、クラブのサポーターの皆様が忍耐強く、しかし応援し続けてくれたことに心より感謝いたします。特に、最良の結果が出ることを信じ、常に変わらぬ支援を続けてくれたルートン・タウン・サポーター信託基金(Luton Town Supporters' Trust)、ロイヤル・ルートン・タウン・サポーターズ・クラブ(Loyal Luton Supporters' Club)、そして計画の推進を支援してくれた第三者団体のセーブ・アワー・オウン・タウン(Save Our Town)には、格別の感謝を申し上げます。
今後は市議会同様、当クラブも司法審査手続きに発生したコストを回収すべく協議を続けていきます。同時に、パワー・コートの新スタジアムに移転するまでの間、(現在の本拠地の)ケニルワース・ロードで残された最後の時間を楽しみたいと思っております」
ルートン・タウンFCは1905年以来、10,300席のケニルワース・ロードを本拠地としている。
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元記事 - LUTON TOWN STADIUM PROJECT MOVES FORWARD
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