イングランドのサッカー、プレミアリーグのアーセナルFCは、本拠地のエミレーツ・スタジアムが2020年3月以降に完全キャッシュレス化されるとして、その詳細を発表した。
アーセナルは発表の中で、スタジアムの完全キャッシュレス化は、ファンやサポーターのマッチデー体験向上を目的とした取り組みで、3月7日のウェストハム・ユナイテッド戦から、エミレーツ・スタジアムのすべてのバー、レストラン、売店、マッチデープログラムの販売ブース、グッズ小売店では、クレジットカード/デビットカードといったカード決済による支払方法のみ利用可能になると説明した。
クラブによると今回の決定は、サポーターの購買傾向やマッチデー体験、英国内の他のキャッシュレス施設に関する包括的な調査の結果に基づいたものだとのこと。
アーセナルFCの施設ダイレクター、トム・マッカン氏は、今回の取り組みについて次のように話した。
「現在、エミレーツ・スタジアムにおける決済の93%はカード決済です。スタジアムを完全キャッシュレス化することでバーや売店での行列は短くなり、結果的にファンやサポーターの皆様に迅速で快適なサービスを体験していただけるようになると考えております。
今後のマッチデーやイベントでは、3月のキャッシュレス導入に向けたプロモーション活動を行ない、多くの方々に周知していこうと思っております」
また、3月以降は、同スタジアムのノンマッチデーのイベントや施設利用においてもカード決済が唯一の支払い方法となるが、エミレーツ・スタジアムの外の小売店やマッチデープログラム販売ブースにおいては、引き続き現金による決済が可能だ。
プレミアリーグではスタジアムのキャッシュレス化の動きが活発化しており、ここ数か月内にリヴァプールが本拠地『アンフィールド』を段階的にキャッシュレス化していく方針を明らかにしたほか、ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオンのアメリカン・エキスプレス・コミュニティ・スタジアム、シェフィールド・ユナイテッドのブラモール・レーン、レスター・シティのキングパワー・スタジアムはすでに完全キャッシュレス化への移行が完了している。
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元記事 - EMIRATES STADIUM JOINS CASHLESS DRIVE
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