デンマークのサッカー、スーペルリーガ(1部)のFCミッティランは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大で中断しているリーグシーズンが再開した際に、本拠地『MCHアリーナ』の駐車場で無観客試合を観戦できる"ドライブイン観戦"に招待した。
スーペルリーガは2020年5月17日の再開が計画されているが、再開が実現しても試合は無観客で開催されると予想されている。このような状況で、FCミッティランはファンやサポーターが無観客試合にも興奮できるような革新的なアイディアを発案した。
中央ユラン地域のヘアニング市の同クラブは、シーズン再開時にホームスタジアムの外壁に大型ビジョンを設置し、2,000台分の駐車場で試合観戦ができるように検討している。クラブは、最大で10,000人の来場客が大型ビジョンの映像を鑑賞することができると考えている。音声は社内でラジオ中継を通じて聞いてもらうとのことだ。
FCミッティランのマーケティング&サポーター・ダイレクター、プレーベン・ロッキヤール氏は、このユニークな観戦方法について次のように話した。
「リーグが再開しても、残念ながら当面は無観客試合となる可能性は高いのですが、そのような状況でもファンやサポーターの皆様に一番楽しんでいただける観戦方法は何かということを考えました。
FCミッティランでは、平時から最高のスタジアム体験を提供することを明言しており、それはコロナ禍でも変わりません。ただ、前提条件が少しだけ異なるだけです。現在、警察やヘアニング市、スタジアムを所有するメッセセンター・ヘアニング(Messecenter Herning=MCH)と意見交換しながら、すべての来場者に安全な観戦環境とセキュリティを提供する方法を協議しているところです」
また、車中で応援するファンやサポーターの映像がスタジアム内に中継されるように、駐車場を撮影するカメラも設置される。マッチデー当日は、最もイケてる車に『ベストカー』賞のプレゼントを贈呈することも企画している。
詳細については、スーペルリーガの再開が正式に確定してから公表される予定だ。1回目のドライブイン観戦が成功した場合は、駐車場のスペースを増やすかどうかも検討していくという。
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元記事 - FC MIDTJYLLAND PROPOSES INNOVATIVE 'DRIVE-IN' EXPERIENCE
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