ディナモ・ザグレブとザグレブ市、スタディオン・マクシミールの建て替え計画で合意
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ザグレブのスタディオン・マクシミール
ザグレブのスタディオン・マクシミール (画像:The Away Section)

クロアチアのサッカー、プルヴァHNL(1部)のNKディナモ・ザグレブは、クラブの本拠地で歴史的なスタジアムであるスタディオン・マクシミールを新スタジアムに建て替える方針について、ザグレブ市と正式に合意した。

近年、クロアチアの首都ザグレブで新スタジアム整備を目指す動きが活発化する中、同国最強のクラブと市が合意したことで論争に終止符が打たれたかたちだ。収容人数35,000人のスタディオン・マクシミールは1912年に開場した歴史的建造物で、クロアチア代表のホームスタジアムとしても知られている。

市が発表した声明によると、ザグレブのミラン・バンディッチ市長と市の担当者は2019年10月末、ディナモのミルコ・バリシッチ会長とヴラトカ・ペラス最高経営責任者(CEO)などと会談し、スタディオン・マクシミールの建て替えについて協議したとしつつ、次のように説明した。

「今回の会談で、現在のスタディオン・マクシミールの敷地内に、FIFAやUEFAが設定する高水準の新スタジアムを整備する方向で、NKディナモ・ザグレブが最終的に決定するということで双方が合意いたしました。

また、新スタジアムは、ザグレブ市とNKディナモ・ザグレブの共同事業として整備していく方針であることも確認いたしました。

今後予定されるディナモ・ザグレブの役員会を経て、この歴史的なプロジェクト実現に向けた作業が本格的に開始されることになります。NKディナモ・ザグレブはザグレブ市のスポーツを象徴する存在であり、 本プロジェクトはディナモ、ザグレブ市、ザグレブのスポーツの歴史、そしてすべてのザグレブ市民とスポーツファンの皆様にとって、非常に重要な事業になります」

ディナモは1949年以来、スタディオン・マクシミールを本拠地としており、2008年にはディナモとクロアチア代表のために、ザグレブ市内に新スタジアムを整備する計画案が出たが、数年後に立ち消えになった経緯がある。

現在、スタディオン・マクシミールには屋根が設置されておらず、2019年2月にはザグレブ市が、同スタジアムの西スタンドと北スタンドを建て替え、新たに屋根構造を追加する大規模改修に乗り出すという報道が巷を賑わせた。この報道の1か月後、クロアチア・サッカー連盟(HNS)のダヴォール・シューケル会長は、クロアチア代表の新ホームとなるスタジアムを、新たにザグレブ市内に整備する計画があると言及した。

クロアチアサッカー界の英雄として知られるシューケル会長は、HNSがザグレブ市およびクロアチア政府と2日間にわたって協議したこと、そして新スタジアムをノヴィザグレブのブラトー地区に整備する計画が実現に近づいていると話していた。

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - ZAGREB'S STADION MAKSIMIR SET TO BE REPLACED

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