アメフトの全米最高峰、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)に所属するアトランタ・ファルコンズの本拠地「メルセデス・ベンツ・スタジアム」が、動物愛護団体のPETAによる『最もヴィーガン(絶対菜食主義者)に優しいアメフト・スタジアム』に選ばれた。
収容人数71,000人のメルセデス・ベンツ・スタジアムは、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のアトランタ・ユナイテッドも本拠地として利用している。今回は、同スタジアムで提供しているヴィーガン・チック・サンドイッチやヴィーガン・ホットドッグ、そして新たにスタジアム内に開店したガーデン・グリル(Garden Grill)の店舗で販売している(植物由来の人工肉のビヨンド・ミートを使った)ビヨンド・バーガーやビヨンド・ソーセージといったヴィーガンメニューといったフード商品の充実さにより、見事1位の座を手にした。
メルセデス・ベンツ・スタジアムでは他にも、ヴィーガン・コーンブレッド、シナモン・シュガー・プレツェル、ブラウニーなども販売されている。
PETAの採点で惜しくも2位となったのは、ビヨンド・ミート(Beyond Meat)社のお膝元であるカリフォルニア州のサンフランシスコ・49ersの本拠地『リーバイス・スタジアム』。ビヨンド・ブラッツやビヨンド・イタリアン・ソーセージなど、同社の商品を多く取り揃えており、他にもフィールド・ロースト・ヴィーガン・フランク、ヴィーガン・サモサ、クリスピー・ファラフェルなどのヴィーガン商品を販売していることが評価された。
3位に選ばれたのは、ミネソタ・バイキングスの本拠地『U.S.バンク・スタジアム』で、同スタジアムでは、ビー・グレースフル・カフェ(Be Graceful Café)のひよこ豆とツナのヴィーガンサラダやバーベキュー・プルド・ジャックフルーツ・サンドイッチなどの商品を購入できるのが特徴だ。
PETAのエグゼクティブ・バイスプレジデント、トレーシー・ライマン氏は、スタジアムにおけるヴィーガンメニューの普及について次のように話した。
「今日のアメフトファンは、ヴィーガン版のポーボーイ(ニューオーリンズ発祥のサンドイッチ)や蛋白質いっぱいのイタリアン・ソーセージなど、スタジアムで販売している美味しくて健康的なヴィーガンメニューに飛びつきます。PETAのリストに載っているスタジアムでは、実に多くの種類のヴィーガンメニューを販売していますよ」
上位3スタジアムの他にも、フィラデルフィア・イーグルスのリンカーン・フィナンシャル・フィールド、カンザスシティ・チーフスのアローヘッド・スタジアム、シアトル・シーホークスのセンチュリーリンク・フィールド、ニューイングランド・ペイトリオッツのジレット・スタジアム、デンバー・ブロンコスのエンパワー・フィールド・アット・マイル・ハイ、ロサンゼルス・ラムズのメモリアル・コロシアム、ボルティモア・レイブンズのM&Tバンク・スタジアムが、PETAの『ヴィーガン(絶対菜食主義者)に優しいアメフト・スタジアム一覧』に含まれている。
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元記事 - MERCEDES-BENZ STADIUM CROWNED MOST VEGAN-FRIENDLY NFL VENUE
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