イングランドのサッカー、プレミアリーグ(1部)のマンチェスター・ユナイテッドFCは、本拠地『オールド・トラッフォード』を拠点とした国民保健サービス(National Health Service=NHS)支援活動を展開している。
マンチェスター・ユナイテッドは、クラブの地域貢献活動を担うマンチェスター・ユナイテッド基金(Manchester United Foundation)が所有する16台の乗用車を使い、サルフォード王立NHS信託基金(Salford Royal NHS Foundation Trust)とNHSマンチェスター信託基金(NHS Manchester Foundation Trust Charity)のNHS職員や病院清掃員、事務員に3,500個のギフトを進呈。また、サルフォード王立NHS信託基金には個人用保護具(PPE)やガウン、クラブが所有している医療品なども提供した。
クラブは、コロナ禍で手隙になった職員がNHSや地域コミュニティのボランティアスタッフとして支援活動に参加することを奨励しており、勤務時間中のボランティア業務については、通常業務と同じように給与対象としている。
本拠地のオールド・トラッフォードは、こうした支援活動の物流拠点としてだけでなく、今後コロナ禍で献血の需要が高まった場合の臨時献血センターの候補施設として登録済みだ。
また、マンチェスター・ユナイテッドは、2020年4月上旬に30,000品の食糧や飲料品を地元のフードバンクや病院、慈善団体に寄付したほか、同年3月には同市内のライバルであるマンチェスター・シティFCとの共同プロジェクト『ア・シティ・ユナイテッド(A City United)』で5万ポンド(約667万円)をフードバンク支援団体のトラッセル基金(Trussell Trust)に寄付している。
マンチェスター・ユナイテッドは、平時からオールド・トラッフォードでの試合終了後にスタジアムの余剰食糧を地域コミュニティに寄付しており、クラブはサッカー再開と同時に寄付事業の再開も楽しみにしていると述べている。
※金額はすべて2020年4月下旬で換算
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元記事 - THE O2 TO BECOME NHS TRAINING FACILITY
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