アメリカンフットボールの全米最高峰、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のマイアミ・ドルフィンズの本拠地ハードロック・スタジアムに、新たな娯楽アトラクションとしてロープウェイが設置されることが明らかになった。
ドルフィンズとハードロック・スタジアムのトム・ガーフィンケル副会長兼最高経営責任者(CEO)が、自身のTwitterでつぶやいたことで周知の事実となった。NFLの優勝決定戦『スーパー・ボウル』が開催される2020年2月2日までには完成する予定だ。
ロープウェイはスタジアムの南側を移動するかたちで設置されるが、試合観戦に来場するファンやサポーターの移動手段ではなく、単なる娯楽アトラクションとして稼働するようだ。設置費用は300万米ドル(約3億6400万円)で、利用料金は今のところ公表されていない。
地元ニュースメディアのThe Next Miamiによると、ロープウェイの移動距離は約548mで、利用時間は約10分。上空からスタジアム全体を見渡しながら、その背景のマイアミの街の姿も堪能できるのが特徴だ。
また、Orlando Sentinel紙は、オーストリアのスキーリフト製造会社のドッペルマイヤー(Doppelmayr)社がハードロック・スタジアムのロープウェイ建設事業を管理していると報じた。ドッペルマイヤーは、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド園内の新たな移動手段として2019年9月に話題になったディズニー・スカイライナー(Disney Skyliner)を製造したことで知られる。
ハードロック・スタジアムは基本的にドルフィンズのホームスタジアムではあるものの、音楽コンサートやテニスのマイアミ・オープンの会場としても使用されている。将来的には、同スタジアムの隣でフォーミュラ 1(F1)のレースを開催する計画もあるが、2019年10月にマイアミ・デイド郡政委員会はこの案を否決していた。
※金額はすべて2019年12月下旬で換算
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元記事 - 'GONDOLA' TO GIVE BIRD'S EYE PERSPECTIVE AT HARD ROCK STADIUM
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