AFLアーキテクツが、中国・大連の大規模練習場の最終デザインを公開
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大連の練習施設の完成イメージ
大連の練習施設の完成イメージ (画像:AFL Architects)

イングランドの建築設計事務所のAFLアーキテクツ(AFLArchitects)社は、国際建築コンペを経て選定された、中国遼寧省大連市に新設する大連万達グループのサッカー練習場の最終デザインを発表した。

22ヘクタールの土地に整備されるこの練習場は、AFLアーキテクツにとって中国では4例目の事業となり、総工費は20億元(約316億円)を予定している。

道路側から見たイメージ
道路側から見たイメージ (画像:AFL Architects)

プロジェクトはすでに着工済みで、完成後はコーチや選手を合わせて600人、18チームが利用できる世界屈指のサッカー施設となることが期待されている。練習用ピッチ23面以外にも、5,000席の観戦用スタンドや一般利用が可能なコミュニティ施設も整備される。大連をホームタウンとする、中国超級リーグ(1部)の大連一方足球倶楽部の各チームのほか、年代別の国際大会やキャンプの利用も見込まれる。

AFLアーキテクツのダイレクター、フィル・オズボーン氏は、大連のプロジェクトについて次のように話した。

「大連は中国でも名高いサッカー都市なので、この大型プロジェクトの国際コンペを勝ち抜いた設計チームは、大きな成果をあげたと考えています。世界中、そして大連の地元出身の才能ある選手たちが利用することになる最新の練習場を手がけることができ、心から誇りに思っています」

観戦スタンドも整備される
観戦スタンドも整備される (画像:AFL Architects)

ピッチだけでなく、トップチーム、Bチーム、アカデミーの各チームが利用できるフルサイズの屋内ピッチ2面、教室、リハビリ施設、会議場を完備した世界屈指の複合施設ビルも大きな特徴だ。プロサッカークラブの練習や運営に必要なニーズを満たすだけでなく、小中学生の練習や大会にも使えることも大きい。

幅広い利用が見込まれる23面のピッチ
幅広い利用が見込まれる23面のピッチ (画像:AFL Architects)

屋外のピッチと同じ高さの階には練習施設が入居するが、上階には選手やスタッフ、関係者が滞在できるベッドルーム付きの宿泊施設が整備されるため、施設内での長期滞在も可能になる。

また、選手たちの向上心アップを促すよう、複合施設ビル内の主要施設はピッチ側を向く設計になっているほか、屋上緑化のためのグリーンルーフや地下の貯水機構など、エコ建築の要素も取り入れられる予定だ。

※金額はすべて2019年12月下旬で換算

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - AFL REVEALS WINNING DALIAN COMPLEX DESIGNS

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