アルゼンチンのサッカー、スーペルリーガ・アルヘンティーナ(1部)のCAボカ・ジュニアーズの名物スタジアム『エスタディオ・アルベルト・J・アルマンド(通称:ラ・ボンボネーラ)』のメインスタンドを改修し、収容人数を70,000人に増やす計画案が浮上した。
新たな計画案は、2016年から改修計画を訴えているキャンペーン活動団体『プロイェクト・エスロベーノ(Proyecto Esloveno=スロベニア・プロジェクト)』の首脳陣が、クラブが12月に実施した会長選挙に合わせて2019年11月に公開した動画により明らかにされたもの。
『プロイェクト・エスロベーノ』という名前は、計画を発案したスロベニア人建築家のトマジュ・カメルニク氏の国籍に因んでいる。ラ・ボンボネーラの改修については、近年多くの計画案が提示されており、会長選でも重要なトピックになるとみられていた。
ラ・ボンボネーラの現在の収容人数は49,000人だが、『プロイェクト・エスロベーノ』の改修案では、長年親しまれてきた同スタジアムの名物であり、マンションを彷彿させるフラットなメインスタンドは取り壊され、他のスタンドの改修に合わせてボウル全体のデザインに統一感がもたらされる。
アルゼンチンのLaNacion紙は、『プロイェクト・エスロベーノ』の改修案の工期は15ヶ月で、総工費は5,470万ポンド(約78億円)と報じている。長期的には、ボウル全体を覆う屋根の設置を希望しているという。
『プロイェクト・エスロベーノ』のカルロス・アウグスト・バレット代表は、改修案の発表時期とボカ・ジュニアーズ会長選の関係について、次のように話した。
「誰がボカの次期会長になろうとも、我々と共にスタジアム改修を目指してくれることを望んでいます。我々は常にボカを支持し、ラ・ボンボネーラを支持します。我々はこれまで愛するボカのために、この改修案に何千時間も費やしてきたのですから、計画実現に向けて全ての候補者の皆様と協働できれば理想的ですが、もちろん我々の計画に賛同するか否かは候補者の皆様の自由です」
※金額はすべて2019年12月下旬で換算
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元記事 - EXPANSION PROPOSAL REVEALED FOR BOCA'S LA BOMBONERA
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