イタリア北部ベネト州のヴェローナ市が新スタジアムの建設計画を承認した。今後は、地域住民の意見や周辺開発の必要性等を考慮し、市議会での議論が始まる。
新スタジアムの観客席は27,000席程度を予定しており、同スタジアムは、現在セリエA(1部)のエラス・ヴェローナFCとセリエB(2部)のACキエーヴォ・ヴェローナが現在共用しているスタディオ・マルカントニオ・ベンテゴディに替わる大型施設となることが期待されているが、エラス・ヴェローナが新スタジアム整備を全面的に支持しているのに対し、キエーヴォは現時点では計画に反対の立場だ。
ヴェローナ市のフェデリコ・ズボアリーナ市長は、新スタジアム建設計画について次のように話した。
「新スタジアム建設計画については、公正な手続きを経て、正式にその公益性が認められました。法律に基づいて集めた意見は、現時点ではどれも計画を支持するものばかりです。
適切な駐車場がないといった既存の社会問題を解決するだけでなく、大規模な都市公園の整備など、新スタジアム建設事業による地域への恩恵は明確です。また、税金を原資とした投資は、基本的に学校や幼稚園、道路といった公共インフラに対してのみ実施されるため、今回のスタジアム建設費にヴェローナ市民の皆様の税金が投入されることはありません」
今後は事務手続きに1年、そして建設に少なくとも2年が見込まれており、総工費は1億2100万ユーロ(約146億円)と試算されている。
※金額はすべて2019年12月下旬で換算
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元記事 - PLANS APPROVED FOR NEW VERONA STADIUM
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