豪AFLのジャイアンツ、サポーター有志がスタジアム命名権をプレゼント
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シドニー・オリンピック・パークのジャイアンツ・スタジアム
シドニー・オリンピック・パークのジャイアンツ・スタジアム (画像:PhilipTerryGraham)

豪州のオーストラリアンフットボール最高峰、AFLのグレーター・ウェスタンシドニー・ジャイアンツが、前代未聞の方法で本拠地「シドニー・ショーグラウンド・スタジアム」のネーミングライツ(命名権)を獲得した。

全国紙のTheAgeによると、豊富な資金を持つサポーター団体がクラブに代わってスタジアムを所有するシドニー・オリンピック・パークと複数年契約を結び、同スタジアムは新たにチーム名を冠した「ジャイアンツ・スタジアム」と呼ばれるようになった。

ジャイアンツは今回の命名権獲得により、「チームブランドを冠したホームスタジアムで試合を開催できるという、トップレベルのスポーツクラブとしては極めて珍しい存在になった」と歓迎している。

オーストラリア最大の有料イベントであるシドニー・ロイヤル・イースター・ショー(Sydney Royal Easter Show)の開催期間中も含め、同スタジアムはジャイアンツ・スタジアムと呼ばれることになる。

グレーター・ウェスタンシドニー・ジャイアンツのデイビッド・マシューズCEOは、今回の出来事について次のように話した。

「スポーツクラブにとって、本拠地スタジアムというのは最大のブランド資産のひとつですので、私たちのチーム名であるジャイアンツというブランドが、毎年何十万人という来場客が訪れる公共施設の呼称になることは素晴らしいことです。

チームブランドを全面に押し出すことができ、その多大なマーケティング効果を考えると、今回のことはクラブにとってもオーストラリアンフットボールという競技そのものにとっても、まさに歴史的な契約といえるでしょう。

ジャイアンツはシドニー西部ではすでに広く知られている存在です。今後は1年を通じ、数多くの来場客がジャイアンツ・スタジアムで開催されるスポーツや娯楽イベントにやってくるのですから、チームブランドはさらに幅広く浸透していくと確信しています。

スタジアム自体は、今後も設備を改善しながら、世界有数の中規模多目的スタジアムとして頻繁に利用されるでしょう。ジャイアンツとしては、常に最上級のゲームデー体験をお客様にお届けすることを心掛けています。過去4年間で3度、最優秀AFLスタジアム(ファン体験部門)に選ばれていることが何よりの証でしょう」

スタジアムを運営するニューサウスウェールズ州王立農業協会(Royal Agricultural Society of NSW=RAS)のブロック・ギルモアCEOも、今回の命名権契約を評価し、次のように話した。

「クラブのブランドがスタジアムの名称になるという、非常に革新的な命名権契約を締結したジャイアンツを祝福したいと思います。RASもジャイアンツ・スタジアムが最高の観戦体験を提供できるよう、最近導入したWi-Fiシステムに続き、今後も新たな技術アップグレードを実施していきます」

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - AFL'S GIANTS CLAIM LANDMARK STADIUM NAMING DEAL

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