イングランドのサッカー、プレミアリーグ(1部)のレスター・シティFCは、使い捨てプラスチック削減のため、本拠地キングパワー・スタジアムにリユースカップの導入を開始した。
新たに導入されるリユースカップは2019年11月9日のアーセナル戦から利用開始となり、スタジアム内の指定のリサイクルボックスで回収される。
レスターは第1段階として10,000個のリユースカップを導入する予定で、これにより2019-20シーズンだけでも3.2トン分のプラスチックごみ削減が実現すると試算している。
レスターは、すでにスタジアムのコンコース内のケチャップなどのソースを個別包装のプラスチック製小袋からセルフサービスのボトルにしたり、ストローやナイフ、マドラーといったプラスチック製食器をすべて木製に変えるなど、プラスチックごみが発生しにくいスタジアムづくりに率先して取り組んできた経緯がある。なお、同スタジアムではドリンク用のプラスチック製ストローも完全に廃止されている。
応援用の張り扇(ハリセン)も100%再生可能な素材で作られているほか、スタジアムのグッズショップである『Foxes Fanstore(フォクシーズ・ファンストア)』では、プラスチックの袋の替わりに紙製のバッグを導入済みだ。
また、レスターの地域コミュニティ事業を担当する『レスター・シティ・イン・ザ・コミュニティ』も、2017年からSky Ocean Rescueキャンペーンに参加しており、コーチやスタッフをレスターシャー州内の小学校に派遣し、海洋汚染問題に関する啓蒙活動を行なっている。
2019年10月には同じレスター市内のラグビーチーム、レスター・タイガースがプラスチックごみの大幅な削減を目指し、積み上げ可能なリユースカップのSTACK-CUPとパートナーシップを締結したばかりだ。
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元記事 - LEICESTER TO INTRODUCE REUSABLE PINT CUPS AT KING POWER STADIUM
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