SCフライブルク、新スタジアムでの試合開催時刻が制限される事態に
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SCフライブルクの新スタジアムの完成イメージ
SCフライブルクの新スタジアムの完成イメージ (画像:SCFreiburg)

ドイツのサッカー、ブンデスリーガ(1部)のSCフライブルクが現在建設中の新スタジアムでは、ナイターの試合または日曜日の13~15時の試合が開催されない可能性が高まった。

DerSpiegel紙によると、バーデン=ヴュルテンベルク州行政裁判所は、平日の夕方および休日の午後を「市民の休息時間」と認定し、サッカー興行による騒音公害の懸念を理由に、当該時刻の試合開催を禁じる判決を下した。

ブンデスリーガでは金曜日と月曜日の夕方、そして日曜日の午後にも試合を開催しているが、今回の判決により、フライブルクは新スタジアムでは土曜日の午後しか試合を開催できない可能性が出てきた。

判決は、34,700人収容の新スタジアムでの試合開催により、深刻な騒音公害が発生することを懸念した地元住民がを起こした訴訟に対するもの。

新スタジアムのピッチビュー
新スタジアムのピッチビュー (画像:SCFreiburg)

新スタジアムの総工費は8000万ユーロ(約96.7億円)で、竣工は2020-21シーズン開幕前を予定している。フライブルクは現在、24,000席のシュヴァルツヴァルド・シュタディオンを本拠地としており、新スタジアムへの移転準備を進めている。

フライブルクの住民はこれまでにも騒音公害に対する懸念から、新スタジアム建設事業の中止を求めていたが、2019年5月にフライブルク行政裁判所は訴えを退けていた。訴訟は、フライブルク地域市議会が交付した建築開発許可に対するもので、「市民の休息時間」中に新スタジアムで発生する騒音レベル が市の定める条例の許容範囲を超える可能性があるを指摘していた。今回の判決は、建設を進めるクラブにとって大きな障壁となりそうだ。

SCフライブルクはKicker誌に掲載した声明の中で、判決については「まったく予想していなかった判決で、非常に驚いている」とし、判決内容の詳細について精査したうえで、今後の方針を決めていくと述べている。

新スタジアムの外観イメージ
新スタジアムの外観イメージ (画像:SCFreiburg)

※金額はすべて2019年11月上旬で換算

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - FREIBURG BANNED FROM STAGING NIGHT MATCHES AT NEW STADIUM

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