ベルギー南部のシャルルロワ市は、2035年までに市内の歴史地区を再開発する『サンブル西部広域開発計画』を発表し、その中に同国のサッカー、ジュピラー・プロリーグ(1部)のシャルルロワSCの新スタジアム整備計画が含まれることを明らかにした。
新スタジアムの収容人数は20,000~25,000人で、現在は採鉱や鉄鋼業で利用されているマルシエンヌ=オー=ポンの廃棄場跡地が建設用地となる。2019年9月にシャルルロワSCが新スタジアムの必要性を訴えて公表した『ホライゾン2024』ビジョンを受け、市も新スタジアム整備計画を提案した格好だ。総事業費は6000万ユーロ(約72.6億円)と試算されている。
クラブは1939年以来、現在の本拠地であるスタッド・デュ・ペイ・ド・シャルルロワでプレーしてきた。同スタジアムは、ベルギーがオランダと欧州選手権(UEFA EURO 2000)を共催した2000年時は30,000人を収容したが、その後、収容人数は15,000人規模まで縮小された。
シャルルロワSCのマネージング・ダイレクター、メフディ・バヤット氏は2019年9月に、スタッド・デュ・ペイ・ド・シャルルロワについて次のように話した。
「我々の現在のホームであるスタッド・デュ・ペイ・ド・シャルルロワは、クラブの未来を託すのに十分な施設とは言い難く、私たちはシャルルロワの新たなホームとなるスタジアムに移転することを決めました」
また、シャルルロワ市のポール・マニェッテ市長は、計画発表に際して次のように話した。
「サンブル西部の再開発により、シャルルロワはさらに大きく発展するでしょう。すでに市の中心部は開発が終わっており、今度は市内の別の地域に投資をしていく考えです。サンブル西部の再開発事業は非常に大規模かつ複雑なプロジェクトですが、シャルルロワ市の発展のために着実に進めて行きたいと思います」
※金額はすべて2019年11月上旬で換算
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元記事 - PLANS REVEALED FOR NEW CHARLEROI STADIUM
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