リヴァプール、アンフィールドのキャッシュレス化を本格的に開始
リヴァプール、アンフィールドのキャッシュレス化を本格的に開始

リヴァプール、アンフィールドのキャッシュレス化を本格的に開始

  • twitter
  • facebook
  • bookmark
  • push
  • line
  • twitter
  • facebooks
  • bookup
  • push7
リヴァプールの本拠地「アンフィールド」
リヴァプールの本拠地「アンフィールド」(画像:KevinWalsh)

イングランドのサッカー、プレミアリーグ(1部)のリヴァプールFCは、2019年10月上旬から本拠地のアンフィールドを段階的にキャッシュレス化していく事業を始めた。

リヴァプールは過去2年間、スタジアムの外に設置したファミリーパークや、周辺の屋台店舗をキャッシュレス化してきたが、今後はスタジアム内のバーや売店においてもキャッシュレス化を推進していく考えだ。

クラブは2019年夏のシーズンオフ期間中に、アンフィールドで開催されたコンサートなどの大型イベントでキャッシュレス決済システムの試験導入を実施。来場したファンからも、キャッシュレス化への移行に対して好意的な意見が出た。ただ、リヴァプールはスタジアムのキャッシュレス化実施後も、各売店に少なくとも1台の現金対応レジを設置する意向だ。

キャッシュレス化した売店では、大手金融機関発行の非接触型(コンタクトレス)デビットカードやクレジットカードで支払いができるようになるが、30ポンド(約4,200円)以上の購入時はICチップによる認証や暗証番号の入力が必要となる予定。また、Apple PayやGoogle Payといったモバイル端末やウェアラブル端末による決済も可能になる。

クラブはキャッシュレス化により、試合開始前、ハーフタイム、試合終了直後といったピーク時に現金を取り扱う機会が減ることで、サービス向上や待ち時間の短縮を見込んでいる。

リヴァプールのファンやサポーターはすでに、飲食注文アプリの『シートサーブ(SeatServe)』を使い、飲食商品を事前注文しておき、ハーフタイムに所定の場所で商品を受け取るシステムを利用していることから、店舗のキャッシュレス化による大きな混雑はないと考えられている。

リヴァプールFCのスタジアム運営担当バイスプレジデント、ポウル・カッティル氏はアンフィールドのキャッシュレス化について次のように話した。

「クラブとしては、来場されるお客様のマッチデー体験を向上するためのテクノロジー分野に投資を続けていきたいと考えております。キャッシュレス化に関しては、ハーフタイムなどの混雑のピーク時に店舗などの待ち時間を短縮したく考えており、段階的に試験導入していく予定です。

また、キャッシュレス化によってスタジアム運営がこれまで以上に確実にできる要素もあり、最終的にはすべてのお客様に最高のカスタマー体験をお届けするための方法に繋がればと思っています。

とはいえ、現金でのお支払いを強く希望しているお客様がいらっしゃることも認識しておりますので、スタジアム内の売店では現金決済を受け付けるレジも用意いたします。

いずれにせよ、すでに多くのサポーターのお客様が、スタジアムでの決済には現金でなくカードをご利用されているので、アンフィールドのキャッシュレス化は円滑に移行するものと考えております」

※金額はすべて2019年10月下旬で換算

Copyright: Xperiology/TheStadiumBusiness.com - reproduced with permission.
元記事 - LIVERPOOL DETAILS CASHLESS PLANS FOR ANFIELD

TSB-Logo.png

THE STADIUM HUBの更新お知らせはこちらをフォロー
Twitter:@THESTADIUMHUB
Facebook:THE STADIUM HUB

  • line
  • twitter
  • facebooks
  • bookup
  • push7