オンデマンド・デリバリー・サービス大手のポストメイツ(Postmates)社は、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)のロサンゼルス・ドジャーズとのパートナーシップ契約に続き、ニューヨーク・ヤンキースともパートナーシップ契約を締結した。
ポストメイツはヤンキースのオンデマンド・デリバリー&ピックアップ・パートナーとして、ヤンキー・スタジアムの飲食売店に同社の最新システムである「ポストメイツ・ライブ(PostmatesLive)」を導入する。
ポストメイツ・ライブを使うことで、ファンや観客は自分の座席から飲食商品を注文し、準備ができたらポストメイツ・ピックアップ(PostmatesPickup)という指定の場所で商品を受け取ることができるようになる。システム利用手数料などは発生せず、ヤンキー・スタジアム内の売店の待ち時間解消が期待される。
ポストメイツ・ライブは2019年9月17日より利用開始されており、受け取り場所はセクション113と116に設置されている。2020年シーズン中にはシステム導入が完了する見込みだ。
また、新規導入キャンペーンとして、ヤンキー・スタジアムでポストメイツ・ライブを利用する来場客は、注文時にキャンペーンコードの「YANKEES」を入力することで、5米ドル(約543円)分のクレジットを使うことができる。
ポストメイツの共同創業者のバスティアン・レーマンCEOは、ヤンキースとのパートナーシップについて次のように話した。
「ニューヨークでポストメイツ・ライブを展開できるのは当社にとって最高の出来事です。北米で最も有名な球場のひとつであるヤンキー・スタジアムでの事業展開はまさに歴史的なことで、ヤンキースのファンの皆様に、今まで以上に簡単かつ早い方法でお食事やドリンク商品をお届けできることを楽しみにしています」
また、ニューヨーク・ヤンキースのマーティ・グリーンスパン戦略的ベンチャー担当シニア・バイスプレジデントは次のように話した。
「ヤンキー・スタジアムは、すべてのお客様に他では得ることのできないゲームデー体験を提供する場所です。
ポストメイツとのパートナーシップにより、ヤンキー・スタジアムに来場されるお客様は、飲食商品の選択、注文、支払いを座席で事前に終わらせることができ、その結果、より多くの時間を観戦に費やしていただけるようになりました。
現在はスタジアムの一部のエリアに受け取り場所を設置していますが、2020年中にはスタジアム中でこのサービスをご利用いただけるよう、受け取り場所の追加設置の準備を始めました」
ポストメイツは2019年9月、同様のシステムをロサンゼルス・ドジャースの本拠地「ドジャー・スタジアム」に導入する内容のパートナーシップを複数年契約で締結し、ドジャースのオンデマンド・デリバリー&ピックアップ・パートナーに就任したばかりだ。
同社は2019年初めには、コーチェラ(Coachella)やステージコーチ(Stagecoach)といった音楽フェスにおけるポストメイツ・ライブの展開を見据え、スポーツ&エンターテインメント興行大手のアンシュッツ・エンターテイメント・グループ(AEG)社とパートナーシップを締結していた。
※金額はすべて2019年10月中旬で換算
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元記事 - POSTMATES TO PROVIDE IN-SEAT ORDERING AT YANKEE STADIUM
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